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「のだなカンタービレ」コーナー。
「Perfumeは単なる性の商品化か」というタイトルで大体内容は読めたのだが。
ざっと要約してみます。
- 田:このPerfumeがちょっとした象徴というか、日本のポップスってのも、なんだかもっとひどくなるんじゃないかと思ってさ、今後。
- 田:単なるアイドルというよりは、なんか邪悪なものを感じるんだよなあ、Perfumeを必要としてる磁場の中に。
- 野:ロリコン文化は日本のサブカルチャーにおける巨大なマーケットであり巨大な資本主義、そこにロックな若者が便乗すべきではない。
- 野:ロリコン文化は江口寿史「ストップ!! ひばりくん!」のようにポップアート的にアイロニカルに昇華すべき
- 田:ホントに怖い、ホント気持ちが悪いの。Perfumeとかがウケてるのが。
- 野:これは良い悪いってことではなく、ポルノグラフィティだよね、日本版の。
この後、ロリコン文化のカウンターであるアリ・アップのようなライオットガール的存在が日本では音楽と結びつかないという話とか。
つまりあれだ、タナソーは「アイドルがサブカルに侵食してくるのがきもい」、野田努は「ロリコン商品をそのまま消費してるPerfumeファンきもい」ということなんだろうな。
とてもよく分かります。はい。
ロリコン商品たるPerfumeが、「会社の都合で」「事務所の方針で」とか言いながら「でも、言われたことはきちんとできます」というメタ視点をもっていること。
そしてそのロリコン商品が、そんじょそこらのロックバンドがどんなに悩んでも到達できない領域を「エレクトロ・ワールド」をもって軽快に突破していったこと。
その辺を、RadioheadやLCD Soundsystemよりある意味アティテュードパンクな現象だと思ってみると、とても面白いんだけどね。