- 110622 コトリンゴ presents "omaneki音楽会" Vol.1@Mt. Rainier Hall Shibuya PLEASURE PLEASURE
しばらく土日出勤が続くきつい時期で、その合間を縫って何とか観れたライブの記録を書く気力も無く、仕事に忙殺され記憶から消え去ってしまう。当日のメモだけでも残しておこう。
会場は元渋谷ピカデリーのMt. Rainier Hall。隣のシネセゾンも数か月前に廃館していた。酷く暑い日で、全身汗まみれのまま中に入ったら、冷房が効きすぎていて今度は異様に寒く、気化熱で体温が奪われていくのに必死に耐えながらの鑑賞。ピカデリー時代の立派な椅子をそのまま使っているので、座っている分には非常にいい会場だが、個人的には音楽は立って踊りながら聴きたい。
コトリンゴが自分の好きな人を招いて行うという趣旨で始まった「omaneki音楽会」。好きな人ならミュージシャンに限らず色々な人を呼びたい、といった事を話していた。ボーダーのカットソーに真っ赤なスカートで登場したコトリンゴ、最近ラグタイムにはまっていて、ラグについての分厚い本を読んでいるというが、基本的にラグはどれも一緒だと。その場で一曲「omaneki rag」、これは当日観客にCD-Rが配られた。
大橋トリオこと大橋好規と、神谷洵平がステージに上がり、3人で大橋トリオ「真夜中のメリーゴーランド」。そこからコトリンゴは一旦ステージから消え、大橋トリオがギターとベースとピアノをとっかえひっかえ、神谷洵平のドラムとのデュオで40分の演奏を披露。コトリンゴと神谷洵平の出会いは大橋トリオのツアーサポート。なので、大橋「コトリンゴも一緒にやればいいのに、大体できるんだから」、神谷「僕それリハの時から思ってました」、大橋「まあいいか」。
大橋トリオの演奏が終わり、10分ほどの休憩の後、白いワンピースに着替えてコトリンゴ再登場。出ずっぱりのドラム神谷洵平、ベースに口ロロ村田シゲ。ステージ上が静かになるが、いつになっても演奏が始まらない。出だしを神谷だと勘違いしていたコトリンゴがずっと待ち続けるという大ボケで後半開始。
普段はレコーディング前にかっちりとしたデモを制作し、それに沿った形でレコーディングし、ライブを行うコトリンゴだが、珍しくまだレコーディング前で形も定まっていないという新曲を3曲も披露。これまでの作風とかなり空気が異なりちょっと驚く。まるでRadioheadのような、涅槃彼岸系の静かな「life」や、メタルパーカッションとノイズが激しく鳴り続ける「ghost dance」など。続けて演奏した後に「やっぱりやりすぎかなぁ」と観客に問う。いや面白いですよ。「恋する草食男女のための 空想ポップミュージック」みたいなコピーを付けられるより全然いいですよ。
絵本「Someday」のために書かれた「ちいさなあなたへ」の後、Unitの初ワンマンライブの時と同じように、感極まって泣き出してしまうコトリンゴ。「支えてくれる周りの人達に感謝しています。感謝の気持ちはブログに書きます」 大橋「いやそれはちゃんと言った方がいいよ」 コトリンゴ「恥ずかしいので…」。再び大橋を交えてアンコール。「次もまた大橋さんとやろうかな…」と早くも当初の計画が崩れつつあった。
- omaneki rag
- 本編
- closet
- 恋とマシンガン
- Dance (新曲)
- life (新曲)
- ghost dance (新曲)
- ちいさなあなたへ (新曲)
- snowman
- EN
- こんにちは またあした
- おいでよ
- ふたり