Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 タワレコ嶺脇育夫社長×吉田豪トークショー「アイドルを売れ!」@新宿タワレコ

http://tower.jp/store/event/2012/05/055050120



リニューアルオープンした新宿タワレコ、そしてリニューアルで有害図書指定から外れて青テープが無くなった一方で魂を失ったと揶揄されている「BUBKA」、両者のリニューアルを記念して、「アイドルを売れ!大リニューアル敢行のタワレコ新宿店と社長の『覚悟』」をテーマにトークライブ。



吉田豪が引き出した嶺脇社長発言で印象的だった部分を書き残しておく。(前日現場で社長から聞いた話が混じっているかもしれない)

  • 青テープ雑誌をタワレコで扱うのはいかがなものか、という常識を破って「BUBKA」を扱い始めて数年、新宿タワレコはいまや日本一「BUBKA」が売れる店舗になった。「ROCKIN'ON JAPAN」と同じ位売れている。
  • 新設アイドルコーナーはまだまだ作り込みが足りない。愛を持って作り込み、匂い立つほど異彩を放つものにしたい。
  • ロックのように過去の名盤が聴き続けられるよう、過去のアイドル名盤のOEM再プレスをしたい。
  • インディーズアイドルの手売りCD-R音源を扱いたいが、タワレコのレギュレーションではCD-Rは扱えない。新宿店だけでもなんとかできないか考えている。吉田豪セレクト/タワレコで権利を取りまとめて自社プレスでコンピとして流通させる、という事も考えられる。
  • 「第2回アイドル横丁祭」では、初めてハロプロ外のイベントに出た10年選手のベテラン℃-uteがあまりにも本気を出し過ぎたため、考えていたものと違う形になってしまっていた。スマイレージが本気を出す位で丁度良い。(タワレコ主催「POP'n アイドル」初回でのスマイレージは圧巻だったと評価されている) あまりにも各ユニットが闘争心剥き出しでは次に続かない。「バチバチ感」は良くもある一方で、不安な要素でもある。勝ち負けを競うのではなく、シーン全体を盛り上げていきたい。


最後の件は、プロレス興行にヒョードル参戦で血の嵐、のような感じだろうか。「アイドル戦国時代」というバズワードのもたらす「天下統一のための殲滅戦」ではなく、「アイドルファンの総DD化」が、シーン全体にとっての望ましい方向性、ということなのだろう。演者側には難しい話ではあるけれど。