Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 The Orb JAPAN TOUR 2012@西麻布eleven




相変わらず酷く体調が悪いのだけれど、The Orbのライブに、AlexとFehlmannのDJだ。行かなくて後悔するより行って後悔すればいい的な事を自分に言い聞かせて、色々とドーピングをしてelevenへ。


調子が悪いけれどフロアの隅で座ることもできず壁にもたれて聴くThomas FehlmannのDJは、Kompakt系ハウス。2010年のツアーの時は随分とシャッフルの効いたミニマルダブが印象的だったが、今回はより端正でストイックでそれでいて跳ねるKompaktなセットに、ミニマルダブをミックス。


Rhythm & Sound + The Artists - Making History




The Orb。FehlmannのPCによる音出しに、Alexがいつものサンプリングを重ねるスタイル。「時計じかけのオレンジ」でお馴染みウェンディ・カーロス版「ウィリアム・テル序曲」から始まり、Lee "Scratch" Perryとのコラボアルバム音源をメインに頭のネジの飛んだダブの世界。Lee Perryのヴォイスサンプルが頭の中をぐるぐる回る。万全でない身体にはちょっとずぶずぶ感がヘヴィー過ぎて、少し外の空気を吸いながら聴いていると、中盤から「O.O.B.E.」「Blue Room」といったクラシックなチルアウトダブへ変わってゆく。「A Huge Ever Growing Pulsating Brain That Rules from the Centre of the Ultraworld (Orbital Dance Mix)」でフロアを上げつつ、「Towers Of Dub」で美しく締め。


The Orb featuring Lee Scratch Perry - Golden Clouds




そのままの流れでAlexのDJへ。一発目からお約束のEminem×The Orb「Without Me Toxygene」で再びアホになった後、怒涛のクラシックなシカゴハウス、アシッドクラシック攻め。Frankie Knuckles「Tears」からA Guy Called Gerald「Voodoo Ray」と1988な流れから、Circuit Breakerのアシッド塗れまで。オールドスクール過ぎて笑いながら踊っていると、「Bug in the Bass bin」で宇宙へ持って行かれる。Alexらしい節操の無さと楽観主義を絵に描いたような面白セット。


Mr Fingers - Can You Feel It

First Choice - Let No Man Put Asunder('89 Remix)

Circuit Breaker - Overkill

deejay punk roc - My Beatbox

Way Out West - The Gift

Innerzone Orchestra - Bug in the Bass bin




ラストのGonnoは思い切ったテクノセット。「Acdise #2」は早めに使ってガツガツとストレートにテクノを繋いでゆく。体力の事もありそこそこで切り上げ。


Gonno - ACDISE #2