Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 ライムベリー@南青山Future SEVEN/東京キネマ倶楽部

20130505 「Future IDOL 2部」@南青山Future SEVEN

周辺のどの駅からも離れたところにある南青山7丁目、やたらと金のかかった新しい箱。出来たのは昨年くらいのようだ。出演者たちは楽屋の広さと豪華さに驚いていた。


ロビーには沢山のLPが飾られており、「ドラえもん全百科」「グイン・サーガ 戦乱編」「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」「キン肉マン」「Zガンダム」といったアニメサントラの名盤に並んで、坂本龍一千のナイフ」、渡辺香津美「TO CHI KA」、ラウドネス樋口宗孝「破戒凱旋録」が並んでいるという謎のセレクト。しばらく考え込んだ末、これらが全て日本コロムビアからのリリースであることに気付く。東京放送児童合唱団こと音羽ゆりかご会の変名コロンビアゆりかご会「うたえ!ゆりかご会」のレコードや、Columbia MasterworksレーベルからのGrieg/Schumann「Concerto In A Minor For Piano And Orchestra」も隣に並んでいる。


さらに隣に目を移せば、DENONレーベルから出ていたフィールドレコーディング物シリーズから「思い出の大阪市電」、モダンジャズの名盤である南里文雄「服部良一と南里文雄の再会〜雨のブルース」、ちあきなおみのベスト盤「おりじなる」と「もうひとりの私〜ちあき 船村徹をうたう」、都はるみ舟木一夫らの初期ベストシリーズ「魅力のすべて」、美空ひばりの編集盤などが飾られていた。そういう資本の元に作られた建物という事なのだろう。




ライムベリーのセットリストは、新譜である「R.O.D.」「世界中にアイラブユー」が外されており、これを受け取ったMC MIRIは「初心に帰れ」とのメッセージだと解釈したという。「一回一回のライブを出来るのが当たり前じゃなくて、もっともっと大切にしていかないといけない。初見の人の為にもそうありたい。毎回一緒じゃつまらないし、どうしようかと考えたときに、最初の気持ちに戻って、もっと一歩一歩やっていきたい」と熱く語り、それに応えてMC HIMEも「やっぱりオリジナルバージョンの『WJ』とか、初心に戻った感がする」と話すが、「YUKAはどう思う?」と話を振られたMC YUKAは「考えてなかった。ボーっとしてた。」と盛大に外してみせた。


  1. SUPERMCZTOKYO
    • MC
  2. HEY!BROTHER
  3. WJ (Original)
    • MC
  4. まず太鼓
  5. Magic Party

20130506 「GIRLS×GIRLS×GIRLS (Night)」@東京キネマ倶楽部



「燃焼系★ガールズ・ユニット」を謳うPIECEが曲中に激しいヘッドバンギングかまし、オタのいるフロアに脚立を持ち込んで、その天辺からオタにストームを煽るなど、看板通りの熱さに唖然。



ライムベリーは登場していきなり普通に自己紹介を始め、そのままライブの告知まで一気にしゃべり倒す。普段は曲間MCでこなすような内容だ。面食らっていると、そこからMC無し休憩無し、怒涛の7曲連続ライブが展開される。ラストにはステージからフロアに降りて客の目の前で煽りをかける。


後で分かったことだが、最初は普通にMCを二回挟んだセットリストが提示されており、PA担当者にもそれが渡っていたが、直前でMC MIRIがそれを全部ひっくり返し、「最初に告知を片付けて後は連続で行こう」と決めたらしい。当然PA担当も土壇場で相当あたふたしたとの事だが、こんな形式のライブは始めてで新鮮だったし、MC無しでひたすらエンドレスに踊らせる事に徹するスタイルはクラブで見慣れた風景だ。前日の南青山で初心を取り戻す宣言をしたその翌日に、こなす場数が多数なだけに陥りやすいマンネリを斬新な取り組みでぶっ飛ばす気合を早速見せてきた。この日からライムベリーのステージングは明らかに変化した。


    • MC
  1. RHYMEBERRY Iz No.1 (Remix)
  2. R.O.D.
  3. 世界中にアイラブユー
  4. Ich liebe dich (3MC)
  5. Hey!Brother
  6. まず太鼓
  7. Magic Party

ライムベリー - 世界中にアイラブユー(PV)

ライムベリー - RHYME OR DIE!(Live 130113)

ライムベリー - SUPERMCZTOKYO(Live 120422)

ライムベリー - まず太鼓(Live 120722)