Aerodynamik - 航空力学

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衝撃隠せぬNTTドコモ ボーダフォン社長に津田氏

http://www.sankei.co.jp/news/040816/kei114.htm
http://it.nikkei.co.jp/it/news/newsCh.cfm?i=2004081606764j0&h=1
http://www.asahi.com/business/update/0816/086.html

 携帯電話大手のボーダフォン持ち株会社ボーダフォンホールディングスは16日、それぞれ取締役会を開き、両社の新社長にライバル会社NTTドコモ前副社長の津田志郎氏(58)が就任する人事を決めたと発表した。社長就任は12月1日付だが、16日付で両社の執行役に就いた。
 日本の大手企業の経営首脳が、同じ業界のライバル会社のトップになるのは極めて異例。

織田裕二がドコモからIDO(当時)に移籍して以来の衝撃か。



津田氏といえば、ドコモの副社長でもあり、なにより現場からの叩き上げの技術者で人望も篤かった。
とはいえ、大体NTT系の社長職は営業畑出身が納まるポストで、NTT本体の社長に経理一筋の現社長が就いたときに大騒ぎになったくらいだから、津田氏も社長に就けなかったんだろう。
で、auに大きく引き離されて伸び悩んでいるVodafoneに引き抜かれてしまったわけだ。


Vodafoneの3GはFomaCDMA2000 1xと比べて大きく出遅れているが、ドコモと同じW-CDMA方式だし、この技術屋社長の腕次第で流れが一気に速くなりそうだ。もちろんターゲットは2年後の番号ポータビリティー制開始と共に、Fomaユーザを奪うことだろう。