政府主導の“日中韓Linux”は標準になれるか

http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20040819/148784/

　日本，中国，韓国の3カ国が，“アジア版Linux”の標準化を進めている。4月には中国・北京で「北東アジアOSS推進フォーラム」が開催され，3カ国のIT局長が共同でのLinux標準化や普及のための環境整備について合意。7月末には札幌で第2回目の「北東アジアOSS推進フォーラム」が開かれ，中国が標準化案を提出した。

　3カ国の政府がLinuxに関心を寄せる理由は2つある。1つは政府での利用，もう1つはIT産業振興だ。標準化の狙いは，3カ国の開発リソースを結集して機能向上を促進するとともに，大きな市場を形成してLinuxを利用したIT産業育成を図ることと考えられる。

文字コード以外に協力するメリットはないよ