米ボーイング、主力の部品工場など1250億円で売却

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050223AT2M2301623022005.html

　米防衛航空大手ボーイングが資産売却を加速させる。主力のウィチタ工場（カンザス州）など３つの旅客機部品工場をカナダの投資会社Ｏｎｅｘに総額12億ドル（約1250億円）で売却することに合意。スペースシャトルなどに発射推進エンジンを供給してきたロケット子会社を、プラット・アンド・ホイットニーに7億ドルで売却することも決めた。
　ボーイングは旅客機部門では設計やシステム統合など専門性の高い分野に専念する方針に転換しており、コストを低減する目的もあって部品の外注化を目指していた。Ｏｎｅｘは工場運営のための新会社を作り、次世代７８７型機向けなどボーイングへの部品供給を続ける。ウィチタの防衛関連施設は売却の対象外で、低迷する旅客機部門のリストラが一気に進むことになる。

エアバスに追いつかれんといてな