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海外メディア、「中国の教科書こそ問題」


海外は冷静に見ているようです



CNN:中国の歴史教科書が書かないこと
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200504180011.html

この教科書はさらに、中国はとりわけ1949年の共産党政権発足以来、侵略者では決してなかったというイメージを強調するため、重要な歴史上の事件を省略している。
たとえば教科書には、1962年に中国人民解放軍の攻撃で始まった中印国境紛争についての記述がない。中国政府と友好関係にあったカンボジアベトナムが侵攻し、ポル・ポト政権を崩壊させたことへの懲罰的意味も込めて、中国軍が1979年にベトナムを攻撃した中越戦争についても、何も触れていない。


このほか、中国の歴史教科書には──
・1989年の民主化運動と天安門事件
・1958〜61年に農工業の大増産政策として毛沢東政権が導入した「大躍進政策」。経済混乱と飢饉につながり、中国国内の3000万人が餓死したとされている。
──の記述がない。


また歴史教科書は、朝鮮戦争の開戦のきっかけについて、中国の友好国・北朝鮮が1950年6月に38度線を越境して南側に侵攻した事実に触れず、単に「内戦が始まった」と書くにとどまっている。また、米国が中国領土を侵略しようとしたため、中国はやむなく介入せざるを得なかったという説明をしている。


指導権狙い日本「悪者」に ワシントン・ポストが中国批判評論
http://www.sankei.co.jp/news/050419/kok001.htm

 18日付の米紙ワシントン・ポストは中国での反日デモに関連し、歴史問題に正面から向き合おうとしていないのは中国であり、中国はアジアの指導権を握ろうとして日本を「悪者に仕立てている」とするフレッド・ハイアット論説委員長(元東京特派員)の署名評論を掲載した。
 評論は「中国の都合のいい物忘れ」との見出しで、日本の教科書における南京大虐殺の扱いが問題なら、「毛沢東の狂気の大躍進」で起きた飢饉(ききん)で3000万人が犠牲になったとされることや、「1979年のベトナム侵攻」などを教科書に記載しない中国に問題はないのかと批判した。
 さらに、日本では歴史認識問題で「延々と開かれた論議」がなされ、靖国問題でも賛否両論があり、教科書も選択可能と指摘。中国では「歴史(叙述)は1種類しか許されず」、それは共産党が決めていると日本を擁護した。


ニューヨークタイムズ紙「日本の教科書、韓中よりバランスが取れている」
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/04/18/20050418000028.html

 同紙は「教科書制作における綿密な調査と日本の相対的に長い歴史を持つ民主主義史を勘案すると、日本の教科書はおそらく同地域の韓国・中国よりバランスが取れているかもしれない」と主張したとYTNは報じた。
 YTNは「ニューヨークタイムズは韓国と中国も歴史教科書に特定事件を誤って記述したり、省略したりする部分が無いわけではなく、代表的な例として中国の教科書が『米国ではなく中国の抵抗が第2次大戦で日本を敗退させた』と記述している点を挙げた」とし、「1980年代後半に民主化を成し遂げた韓国の教科書は改善されているが、日帝の植民地支配に協力した韓国人に対する記述など『タブー』が今も残っていると主張している」と報じた。