2012年も始まって一週間が経つが、中田ヤスタカ楽曲大賞の選曲をしながら、後で見直したら一年間の気分が分かって面白かろうと思ったので、メモしておく。2011年発売分20枚選んだつもりが2枚オーバー。順位無し、名前昇順で。
アーティスト | タイトル | レーベル | ||
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Apparat | The Devil's Walk | Mute Records | もうエレクトロニカという括りではないか。精緻でロマンチックなインディーロック/エレクトロニカ/エクスペリメンタル・ポップ。 | |
Deadbeat | Drawn and Quartered | Blkrtz | 自主レーベルからのリリース。クローズした~scapeレーベル、Poleの感触に回帰した、ダビーでアブストラクトなミニマル。 | |
Drums Off Chaos & Jens-Uwe Beyer | Drums Off Chaos & Jens-Uwe Beyer | Magazine | ASIN:B004JUHGJU:image:small | CanのベーシストJaki Liebezeitを中心としたバンドとPopnonameのJens-Uwe Beyerのコラボ。Moritz von Oswald Trioに淡々とミニマルでスカスカなトライバルドラムを足したような。 |
The Field | Looping State of Mind | Kompakt | ASIN:B005IEZE0Y:image:small | 浮遊感シューゲイザー・ミニマル。閉じた快楽。 |
Francois K. | Heart Beat Presents Mixed By Francois K. × Air Vol. 2 | Lastrum | ASIN:B0060BMRHC:image:small | 代官山AIR企画二枚目。 |
Kangding Ray | Or | Raster-noton | どこまでもストイックで硬質なRaster-notonの中でも、最も肉体的でグルーヴ感の強い一作、ドラマチックですらある。 | |
Oneohtrix Point Never | Replica | Software | ASIN:B005J3VZ8E:image:small | Mexican Summer参加の自主レーベルから。アンビエント・ノイズ・ドローンだがポップ。 |
Perfume | JPN | 徳間ジャパンコミュニケーションズ | 名盤です。 | |
Roman Flugel | Fatty Folders | Dial | ASIN:B005EMZ9W8:image:small | Lawrence主宰レーベルからAlter Egoのソロ。カラフルで繊細、洗練された浮遊感のあるテクノ。 |
Steve Hauschildt | Tragedy & Geometry | Kranky | ASIN:B005MHU41Q:image:small | Emeraldsのシンセ担当ソロ。コズミック・アンビエント・エクスペリメンタル。ジャーマン・エレクトロ/クラウト・ロックの精神の後継者。 |
tengal6 | プチャヘンザ! | Releaserush | ASIN:B005HWLMHQ:image:small | tofubeatsプロデュースの素晴らしいパーティトラック。 |
Tomato n' Pine | 旅立ちトランスファー | ソニー・ミュージックレコーズ | ソニーからデビューと聞いて心配したけれど、楽曲の方向性が一貫し続けていて嬉しい。 | |
Twinklestars | プリーズ!プリーズ!プリーズ! | Pacific Records | Cymbals沖井礼二によるどこまでも洗練された楽曲とアイドルの融合の奇跡。 | |
Tycho | Dive | Ghostly International | Boards of Canadaの新譜がいつになっても出ない。BOAとn5MDの中間くらい、インディー・ロック寄りの心地よさ。 | |
VA | Aus Music Presents Selected Works | P-Vine | ポスト・ダブステップの中でもディープ・ハウスに近く、そして煙臭くないクリーンルームのような音。 | |
VA | commmons: Schola Vol. 9 from Satie to Cage | commmons | ASIN:B005RY39F2:image:small | エリック・サティ周辺の復習に。 |
Visionquest | Fabric 61 | Fabric | クールなテック・ハウス/ミニマル。 | |
Yanokami | 遠くは近い | ヤマハミュージックコミュニケーションズ | これが最期だなんて。 | |
ももいろクローバーZ | バトル アンド ロマンス | キングレコード | アイドル戦国時代というバズワードを牽引するめちゃめちゃな勢いがこれからも維持できればいいのだが。ありきたりに「天手力男」とAsian Dub Foundationをミックスして喜んでます。 | |
加藤訓子 | kuniko plays Reich | Linn Records | Steve Reichの「Electric Counterpoint」をマリンバを中心としたパーカッションのみで演奏。美しい残響、心地よい緊張感。 | |
東京女子流 | Limited addiction | Avex Trax | 過剰に背伸びした楽曲群が面白い時期。 | |
南波志帆 | 水色ジェネレーション | ポニーキャニオン | 唯一無二の透明感。2012年はCymbals矢野博康の世界観を残しつつ、どう同世代のロックファンを取り込むかが課題。 |