Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 ライムベリー/ゆるめるモ!「春のTAKENOKO▲祭り『夕掘り』」@新宿MARZ

http://ameblo.jp/yurimaru-dancebaca/entry-11844707739.html
http://ameblo.jp/naaachan028/entry-11830203210.html



方向性の違いから、05/23に同じ会場で行われるワンマンライブを以てTAKENOKO▲メンバー二人が卒業。3月のオーディションで採用された人達でこのユニットを引き継ぐのか、別のユニットを立ち上げるのかは未定。多分ゆり丸/篠原ゆりは女優の道を進むのだろう。*1


ライムベリー

http://ameblo.jp/himemari5141225/entry-11841370765.html
http://ameblo.jp/sakurai-miri/entry-11840187102.html
http://ameblo.jp/nobuokahikaru/entry-11839664159.html


この箱は長時間いるには居心地が良くない、それに階段上でもフロア後方でも煙草吸い放題なので空気もとても悪い、それでもこの箱に何となく愛着があるのはスピーカーがFUNKTION-ONEだからだ。本当にいつもこればっかり言っているから馬鹿みたいにしか思われないけれど、どうせお金を払って大きな音で聴くなら好きなスピーカーがいい。渋谷WWW以来8ヶ月振りにFUNKTION-ONEが鳴らすライムベリー。この圧倒的な表現力と馬鹿でかいキックアンドベースをいつもの上手スピーカー前で浴びるこの歓喜。ライムベリーがフロアに戻ってきたんだ、そういう実感を、全身を打ち付ける芳醇な低音と共に噛み締める。


対バンで沢山のアイドルが出演するイベントでは、インディーズらしい質の悪いマスタリングの音源と、沢山のマイクの歌をバランスよく鳴らさなくてはならなくて、アイドルごとにそのバランスもころころ変わる。それだけでもPAの人は途方もない苦労をしているだろう。ポップスとは要求するバランスが異なるダンストラック寄りの音を鳴らすアイドルが、そういった流れの中でPAとがっつり噛み合って最高のバランスで鳴る機会というのは必然的にレアな事だから、それが両立しているイベントはそれだけで狂おしく嬉しい。楽しかったライブの記念にアイドルとチェキを撮るのだとしたら、PAの人ともチェキを撮って日付をサインしてほしいとも思う。



この時のMCが「IDOL NEWSING LIVE」@渋谷WOMBのミラーボールの話だったか。「ここはlyrical schoolさんとツーマンやった所だし、またやりたいです」とリリスクタオルのMIC 2。

「世界中にアイラブユー」のDJ HIKARUニュース速報、この日はWOMBメインフロアの「大きなミラーボールを光らせたいと思います」とカウントダウン開始、ゼロまでカウントしたところでミラーボールに光が当たり回り始め、光の粒がダンスフロアを流れ出す、あまりの美しい流れに会場のエモさが一気に上昇。これはリハではやっていなかったらしく、その場で照明スタッフが合わせてくれたとのこと。メンバーもこの美しい光景に我を忘れて台詞を飛ばす。


http://d.hatena.ne.jp/aerodynamik/20140503/p1


ライムベリー - WE ARE BACK!(Live 140427)


ライムベリー - Ich liebe dich(3MC MIX)(Live 120917)


ライムベリー - 「アンサーアンサー」@2.5D

  1. WE ARE BACK!
  2. SUPERMCZTOKYO
  3. Ich liebe dich (2MC MIX)
  4. IN THE HOUSE
  5. HEY! BROTHER
  6. まず太鼓
  7. アンサーアンサー
  8. MAGIC PARTY

ゆるめるモ!

めったに全員揃う事の無いモ!、今日はゆいざらすが欠席。05/03ということでちー坊がメンバーカラーつなぎ衣装の背中にミニ鯉幟を刺して登場。棒を背中に通しているから姿勢はいいが踊れない、動く度に頭の上で鯉が揺れる。この癒される馬鹿らしさ。


MCでは一人一人が卒業を控えるTAKENOKO▲へのメッセージ、感謝の言葉を述べていく。音楽的にも環境的にも近い所にいたグループだからとしても、これを主催TAKENOKO▲とそのファンの前でしっかり伝えられる、素敵な人達だ。TAKENOKO▲に送る歌として「さよならばかちゃん」をセレクト。箱庭の室内楽の永遠に子供みたいな痛々しいほどの時間感覚の無いネバーランドの様なピュアネスな世界、それをゆるめるモ!が歌う事によって、逆説的に永遠がどうしようも無く刹那的な青春の風景の断片として切り出されていく、本当にこの組み合わせ、このアルバムは美しい。

歌が終われば さよならだよね 最初の日から知ってた
明日の朝が来たら 僕らは別々の道 行くのね


いいの 悲しい気持ち ずっとつきまとっても
新しい世界でも さよならばっかじゃん


ゆるめるモ!X箱庭の室内楽 / さよならばかちゃん(MV オフショットver)

  1. ゆるトロ (slo-モ!)
  2. 逃げろ!!
  3. 木曜アティチュード
  4. 花のドイリー
  5. さよならばかちゃん
  6. なつ おん ぶる〜

TAKENOKO▲

もう半分泣きべそのままのライブ。名曲「つらつらバイバイ」をこのタイミングで聴く、それは自身への、「のこFAM△」への、全てのアイドル曲リスナーへの生きるための応援の曲で、大抵のアイドルファンが「心が折れた時にアイドルに出会う」ことをきっかけにして生きている、そういう人生の辛さを含めて皆がこの場を日々を生きる希望として共有している、とにかくそういう感傷めいた感情を抑えられず、のこFAM△達と一緒に泣きながら踊った。



TAKENOKO▲ つらつらバイバイ




素敵なイベントだったけれど、あまりの空気の悪さに喉を痛めた。最近の傾向として増えつつはあるけれど、アイドルイベントではせめてメインフロアと物販付近くらい禁煙にできないものなんだろうか。七尾旅人灰野敬二のライブが完全禁煙なのに、歌って踊る10代の子達のイベントが禁煙でないのはどう考えてもおかしい。地下現場レベルの箱では分煙するスペースもないし、入り口に屯ってるだけで周囲から通報されるから喫煙スペースも取れないし厳しいのは分かる、分かるけれど、ステージ後方でもくもくとやっている横で、出番と物販の終わったアイドル達がトリのステージを憧れの目で見ているのを見る度に酷く悲しくなる。非喫煙者がこういうことを言うと単に自分が不快を排除したいだけの禁煙ファシストなので、喫煙者の側から声が上がってほしい。




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箱めるモ!

箱めるモ!

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*1:追記:TAKENOKOは新メンバーが引き継ぐとの事。 http://ameblo.jp/55takenoko/entry-11854273597.html