Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 ライムベリー/Saoriiiii 初ライブ/TADZIO/笹口騒音「ぐるぐる回る2014」@埼玉スタジアムコンコース

http://www.gurugurumawaru.net/2014/



東京メトロから直通で埼玉高速鉄道へ。2002年日韓ワールドカップの為にこの巨大なスタジアムが新設され、鉄道まで敷かれたのに、今まで一度も乗る事の無かった路線。終点で降りてからスタジアムまで15分。駅とスタジアムを繋ぐ専用道路、仕切り外の風景はひたすら空き地で、これならもっと駅寄りにスタジアムを作ってもよかったんじゃないかと思うがそれはあくまでさいたま新都心駅との比較の話。


一周800mのスタジアムコンコースに11のステージ、出演者はステージ毎にキュレーターの顔を出して選出、コンセプトから出演者までとても魅力的なのだけれど、そんなにステージがあっても結局自分の身体は一つしかなくて、体力も持たないし、食事もしたいし、何か一つお気に入りがあればそれを観たいがために前後の時間を調整しなければならないし、そこで会う人達と話もしたい、結局行っても数アクトしか観られない。魅力的なフェスに行くたびに歯痒くなるけれど、フェスが増えて日常的なものになった今、アクトをひたすら観たいという貧乏根性よりも、この特別な祝祭空間、その時間と場所に身を置く事自体がフェスの楽しみであることに完全にシフトしている。普段のアイドル対バンイベントの並行物販ですら嫌いな自分に対してもっと肩の力を抜けよ、と問いかける。



笹口騒音&ニューオリンピックス : CXBステージ



自意識と強いメッセージの先行する音楽が、馬鹿でかいコンコースの空間で反響しまくって大きくなりすぎたギターの音響に押し潰される、ただそれだけでこの瞬間がかっこいいと思えるのはこの場だからこそ。



笹口騒音ハーモニカ/ロックンロール(笑) PV!?


笹口騒音ハーモニカ / おんがくのじかん


うみのて【もはや平和ではない】MV


うみのて - SAYONARA BABY BLUE (MV)


笹口騒音コンピューター「NO!」MV




TAMTAM : youthfulステージ



生ダブの上にそういう匂いのしないポップ寄りの歌い方をする女性ヴォーカルが乗る不思議なバンド。



TAMTAM - クライマクス【Music Video (short ver.)】


TAMTAM - エンターキー【MUSIC VIDEO】



ライムベリー : Riot Grrrlステージ

http://ameblo.jp/sakurai-miri/entry-11925504997.html



今年新設された「Riot Grrrlステージ」、キュレーターはゆるめるモ!のプロデューサー田家大知。「Riot Girl」ではない、「Riot Grrrl」、ステージ名からして挑戦的だ。非常に挑発的だ。そこがアイドルのステージであるという事は二重三重に皮肉で、グランジやパンクのマチズモから脱出する「クールなフェミニズム」を掲げ、男性社会と従来のフェミニストの両方を敵に回したアンダーグラウンドのポストフェミニストRiot Grrrl達とアイドルは相容れない、アイドルはホモフォビアの中に作られた文字通りの偶像だろうし、アイドル楽曲とアイドル自身の水着グラビアを両方売り付けるのがアイドル稼業だ。あらゆる方面から叩かれる可能性を飲み込んだ上で田家プロデューサはこのステージに「Riot Grrrl」の名前を掲げたのだ。自分にとっての音楽をダンスミュージック≒ゲイ音楽だと思っている人間には多分こんな発想はできなくて、では彼が問うアイドルにおける「Riot」とは何なのか、そのために配されたのが、アップアップガールズ(仮)/ライムベリー/バンドじゃないもん!BELLRING少女ハートゆるめるモ!の5組。もはやアイドルカルチャーは「ロックでなければ何でもいい」というあの初期ポストパンクのテーゼをもを越えて「アイドルであれば何でもいい」状態になってすらいるが、その現象を単なる「多様性の許容」という一言で片付けたくはない。



Bikini Kill - Rebel Girl


Bikini Kill - New Radio





Riot Grrrlステージはコンコースの中ではなくコンコースから観客席への出口に作られ、オーディエンスの眼にはアイドルの背景に対面遥か先の座席を見渡す壮大な開放感を伴う風景が広がった。TIFのスカイステージにも似た開放的な異世界感。





アイドル稼業を始める前はFC東京ホームゲーム全通のガチなFC東京サポのMC MIRI、埼玉スタジアムでのライブにはアウェイゲームに乗り込むテンションで随分前から燃えに燃えまくっている、「レペゼン東京ローカルアイドル」ライムベリー、そしてファンの中のFC東京サポもアウェイユニフォームやフラッグを持ち込み埼スタ決戦に備える、ライブ前の空き時間に浦和レッズ本拠地のピッチへ向けて掲げられたFC東京フラッグ。




どんなパフォーマンスを観せてくれるのか久々にこちらも熱くなっている、そして始まるステージ、前日のベルハー2マンの時は一切そんな様子も無かったが、MIRIの声はカスッカスのガラガラ。びっくりするほど一日で声が枯れた。GOMESSに対抗してのマイク無しでの声出しが駄目押ししたか、ここまで声の枯れた彼女を観たのも初めてで心配になったが、声が出ない分更に発声が短くなって結果エッジの立ったそのライミングも同様に初めて聴くことになった。MCでは自身がFC東京サポであることをアピールしつつ、レッズサポの人も一緒に楽しんでほしいと呼び掛けると、赤いユニフォームに身を包んだ女性から歓声が。観客が前を開けてどうぞどうぞと彼女を最前へ呼び込み一緒にパーティータイム。


カスッカスの声で「こんな声で『ねえおにいちゃん』て言われても嬉しいですか?」と戸惑いつつも「HEY! BROTHER」でレスと笑顔を四方発砲振り撒きつつ、後半立て続けのハードトラック「まず太鼓」「アンサーアンサー」「R.O.D.(HARD)」で容赦なく客を煽りまくる。今のlyrical schoolの様にリーリスが安定して続きフリーライブも打ちまくれる、つまりDDへの間口が広い状況に置かれていない分、たまにこういう類のイベント、つまり沢山の初見のアクトの中から何かを発見しようという気概の強い観客が集まるイベントこそ、彼女達の他には無いスタイル、パンチ力と可愛らしさの共存、そして90s日本語ヒップホップリスペクトなリリック/トラックのオリジナリティ、それらはきっと初見のオーディエンスにも強く伝わるはずだ。常連も「常連」だから最初は最前を固めていて立ち上がりの雰囲気を作っても、場が盛り上がったら前方は一見さんに譲って、気付けば後ろの方で再会する。モッシュやストームをステージが煽れば、騒ぎたい奴らを前に送りつつ、常連はモッシュピットと後ろで見ている客との間に入って巻き込みに気を配ったり、「地下≒アンダーグラウンドシーン」繋がりで80sからのパンクやノイズ、ハードコア上がりの常連が多かった四ツ谷赤坂時代から、その辺りの盛り上がりつつもハードな現場での手慣れた気遣いは流石だなあと思う。自分が観てきたハウス/テクノの現場では個人が個人として踊る事が重要で、モッシュから一歩下がってコントロールする人がいるなんてライムベリー現場で初めて知った位だから。

  1. SUPERMCZTOKYO
  2. IDOL ILLMATIC
    • MC
  3. IN THE HOUSE
  4. HEY! BROTHER(SHORT)
  5. まず太鼓
    • MC
  6. アンサーアンサー
  7. R.O.D.(HARD)


https://twitter.com/rbstko/status/519000303509573632

https://twitter.com/rbstko/status/518757933673218050



ライムベリー - IDOL ILLMATIC


ライムベリー - 140802RBSONSMLGRDN


ライムベリー - IDOL ILLMATIC(Live 140622)


ライムベリー - IN THE HOUSE(Live 140427)



IDOL ILLMATIC(初回限定盤)

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TADZIO : youthfulステージ

http://www.tadzio.info/


ドラムとギターの2ピース轟音オルタナハードコアガールズバンド。轟音バンドというのは轟音故に「孤高のメンタリティ」とかそういう画に描きだせる精神的なバックグラウンドものを持ち合わせやすい。TADZIOはこのサウンドなのにそういった精神的裏付け的な深み凄みが一切無い、空っぽの乾いた感じ、コピバンがコピバン的な表層を保ったまま進化した謎のオリジナリティがある。ポストパンクをやってもスカムをやっても乾いていてドヤ顔感すらない。寧ろ生活感が漂っているのは何なんだ。



TADZIO 『えげつない』


TADZIO『頭の悪い男なんて』






Saoriiiii : Tokyo eleportステージ

http://ameblo.jp/saoriiiii5/entry-11927424616.html
http://ameblo.jp/candles-nikki/entry-11925393617.html



このタイミングで、SAWAの新譜「RingaRinga」リリースインタビューが局所的に話題になった。

−昔、SAWAさんやSweet VacationJaccaPoPやBREMENとかがいたあの頃って、女性のボーカルでアイドルっぽいんだけどアイドルじゃないって人たちがたくさんいたと思うんですが、その時ともまた違いますよね。


SAWA:あのシーンは全体的に死滅…って言っていいのか分からないけど(笑)昔ほど盛んではなくなったと言うか。エレクトロポップの火が消えかけているので、みんな次の就職先を探すべきであって。私はそれがアイドルフィールドだった。あの頃はみんなアーティストとしてやっていく時代だったから。物販とかに出て行かないし、そもそも物販もなかったり(笑)儲けようとかCD売ろうと言うことよりも"アーティストです"って言うことの方が強くて。音はもちろんかっこいいんですけど、今はアイドルがそれぐらいの音をやってるから、それでもうちょっと愛想が良かったら「そっちの方がいいじゃん」ってなってきてるんだろうなって感じですね。


http://www.musicite.net/sp/sawa_ringaringa.php

こういう言葉を内部から語れるのがSAWAさんらしい。最終的には2007年にPerfumeが一人勝ちし過ぎ、当時のエレクトロ×J-POPの次のヒットが出る前にエレクトロポップシーンは既に硬直化が始まっていた。2009年にはPerfume自身ですら停滞に陥っていた。アイドル戦国時代が始まり、ももクロらが多種多様な音楽性を貪欲に取り入れていく中、エレクトロポップを鳴らすポップグループは硬直化したサブジャンルの中でそれでも活動を続けていた。時代のサウンドはエレクトロからブロステップ、EDMへと移り変わり、アイドル楽曲にダンスミュージックの要素を挑戦的に取り込んできたその筆頭であったデートピアが2011年年末の「Aira Mitsuki × Saori@destiny」の帯に「アイドル周回遅れ」という自虐コピーを載せ、翌春モーニング娘。が「恋愛ハンター」でフックをかけてその次に「One・Two・Three」を出してきた、そしてほぼ同タイミングでアップアップガールズ(仮)「アッパーカット」が出た。その夏が分水嶺だった。



観覧記録 Saori@destiny「ワンマンLIVE in Glad」(事実上のラストライブ)@渋谷Glad 20120401
http://d.hatena.ne.jp/aerodynamik/20120406/p1


観覧記録 Aira Mitsuki活動休止前ラストライブ「I'LL BE BACK」@渋谷Glad 20130929
http://d.hatena.ne.jp/aerodynamik/20131019/p1




2012年にSaori@destinyが活動を停止、2013年にはAira Mitsukiが活動を停止し、「最後のPerfumeフォロアーが途絶えた」などという言われ方もしたものだが、2013年の春、かつてのデートピア制作スタッフ陣が立ち上げたPAV Recordからクルミクロニクルがデビューし、2014年6月には「カラフルポップ フロム テクノワールド」を掲げたCupitronがデビューした。そういう目立つ動きだけでなくとも、Perfumeのブレイクと同時期に起こった初音ミクの普及によって在宅アイドルポップクリエイターの層が厚くなり、ボカロPが実際に現実のアイドルをプロデュースするケースも出てきている。ひとつ例を挙げれば兵庫加古川ご当地アイドル Citron* だ。もちろんエレクトロクラッシュの流れを汲むエレクトロとは別に、80sエレポップの流れを汲む純然たるエレポップが台頭したり、クラブトラックとJ-POP/シティポップが合流してtofubeatsやSugar's Campaignが注目されたり、エレクトロニックなシンセポップだけでもシーンでまとめられないほどに多数の細分化が進み、狭義のエレクトロポップアイドルの話をするのはそれはそれで難しい状況だ。


acceleration / Citron*







そして、この「ぐるぐる回る2014」で、「Saoriiiii」の初ライブが行われた。間怠っこい言い方は面倒臭い。Saori@destinyが二年半振りに戻ってきたのだ。髪の色、小さな体、水泳競技上がりのがっちりした大腿筋、目の前には二年半が流れた事が嘘のようにあの時のままの彼女がいた。次の出演はJaccaPoPの5周年イベントだという告知で、「5th」のthの読みが分からず、客が「ス」と教えると「ゴス?」と返ってくるあの間合いまで変わっていない。そして、あの声だ。あのAutoTuneになめらかに沿うあの彼女の声。


作りかけの状態で数年放置されたAira Mitsukiの最後のアルバムに曲を提供して完成にまで漕ぎ着けたエレクトロポップの戦友達、CANDLESのtessy、レコライド佐々木喫茶、そして関西のエレクトロポップユニットあんどりいらんど。山本氏らが今度はSaoriiiiiの活動再開のために曲を書いた。彼女の為の楽曲だから、多少彼女の以前のスタイルに寄せた音色だったりコード進行だったりが見え隠れする。


まだ持ち曲も少なくて、長めのMC時間が取られる。CANDLESのtessyも現れ二人でトークを始めるが、今一噛みあわない。復活ライブだけれど復活以前の事に触れていいのか分からずどうしても空気が固くなってしまう所で、tessyが「やっぱりトークは『みずっち』とか『トミー』なじゃいとなあ」とデートピア時代のバックキーボードの名前を出して、その場に集まっていた彼女のファンは苦笑い。その一言で一気に場が和んだ気がする。「テクノポップアイドルブーム」の恩恵でSweet VacationAira MitsukiSaori@destinyのCDが大きく展開された2008年の渋谷TSUTAYA店頭、試聴機で彼女達の音を聴きながら「自分もこうなりたいと思った」と話すCANDLESのtessy、彼もその2008年デビューだった。今年の5月にtessyと彼女で食事会をして、自分の作品へのゲストヴォーカルとしての依頼とともに、彼女自身の活動再開についての話があって、そこから、ある日止まった時計がまた動き始めた。「本当に光栄です。」と繰り返す彼は、狭義のエレクトロポップシーンの証人であって、成仏できないままでいたデートピア残党オタとともに、Saoriiiiiには言葉以上の特別な思いを抱いているだろう。「死滅したシーン」の荒野のなかで、もう一度彼女はステージに立った。ドラクロワ民衆を導く自由の女神」の画を心に浮かべる。フランスの旗を掲げたフリギア帽の女性は勿論Saoriiiiiだ。


  1. 3cmディスタンス (レコライド佐々木喫茶)
    • MC
  2. plan (あんどりいらんど。山本)
  3. runaway?
    • MC
  4. CANDLES - Real World (Guest Vocal Saoriiiii)

Saoriiiii - runaway? (CANDLES remix)


CANDLES 4th - EP 【Adam In Aventure】 03:48より「Real world (Guest Vocal Saoriiiii)」



@OndoCoLtd
株式会社On-do
Saoriiiii、COMEBACK!!!!!


#ぐるぐる回る
#Tokyoeleport

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@OndoCoLtd
株式会社On-do
2年半の眠りから解き放たれた、saoriiiii復活の狼煙がついにっ!!!!!


#ぐるぐる回る
#?Tokyoeleport
#saoriiiii
#解凍

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@OndoCoLtd
株式会社On-do
ぐるぐる回る2014、ご来場ありがとうございました!!
Tokyo eleportステージ、saoriiiiiさんのCDRご購入のお客様が途絶えないため、退場時間ギリギリまで販売、最後は花束を受け取られたsaoriiiiiさん。
link



@Saoriiiii_Staff
Saoriiiii Staff
Saoriiiii2年半ぶりのステージ!堂々とやり遂げました(;つД`) link
@Saoriiiii_Staff
Saoriiiii Staff
今日来てくれた方、来れなかったけど応援してくれてる方、みなさんほんとにほんとに、感謝!ありがとうございます!! link



ライブ後、Saoriiiiiの復帰を二年半待ち続けた人達と




ASIN:B00NHPIGXS:detail



xxx of WONDER : Tokyo eleportステージ



この日も南波志帆/Dr.Usui/岸田メルの3人体制でのライブ。Julie WataiはVJ、フレネシは作詞なのでライブはほとんどこの体制か。


正装のDr.Usuiと岸田メル、ライブ中は二人並んで座り、大きな飛び出す絵本を開いて読み込み、曲間には活動弁士的に短い詩を読み上げ、フロントではあの青と白のポップな衣装に身を包んだ南波ちゃんがあの声で歌い、時にはDr.Usuiが椅子の上に立ちオトコ声出しで煽り、岸田メルが客席に飛び込みロマンスやサンダースネークといったオタ芸で客を煽り、南波ちゃんにはオタがケチャする。南波ちゃんの前でコールやミックスやケチャが飛び交いめちゃめちゃなテンションで盛り上がる。南波保守派には信じられない光景だけれどいつまでもそんなことを言ってはいられない。カヒミ・カリィ「ハミングがきこえる」のカバー中、突然客の悲鳴と共に上手に積み上げられていた幾つかのスピーカーが一斉にステージ側にぶっ倒れるというとんでもない大トラブルが発生。あんな巨大で重い塊を食らったら骨折じゃすまないだろうが、幸いけが人はいなかった模様、そしてまあ曲が曲だけにそのまま音を止めずにライブは継続してしまい、しかも事故のタイミングが「うーわー!」のコーラスが入るところだったので「ナイスタイミング!」と返す南波ちゃん。ステージに立つ人間は度胸が違う。

  1. Loop of Wonder
  2. ジェリー・ジェリー
  3. ハミングがきこえる
  4. ドウカシテル!
  5. 明晰夢マドンナ

明晰夢マドンナ / xxx of WONDERofficial PV



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ぱいぱいでか美&笹口騒音 : スタジアムステージ

https://twitter.com/paipaidekami/status/511714342459297792
https://twitter.com/sasasoso/status/511336483790143488



一通りの出演者の出番が終わり、コンコースをブラス隊が回る「ぐるぐるパレード」も終わりイベント終了、のはずが、タイムテーブルに無いシークレットアクト的に始まるクロージングライブ、ぱいぱいでか美と笹口騒音ハーモニカのライブ。笹口騒音ハーモニカは「JKになったら」仕様で三つ編みのヅラを被り、「笹口さわね」と名乗り、姉でか美、妹さわねの姉妹デュオとして登場。もう照明もPAも落とされてしまい、マイクも何もない、音は笹口のアコギ一本。ステージだった場所でやっても聴こえない、ということで急遽二人を真ん中にして皆で周りを小さく囲んで座る事に。ハプニング的にでか美さんのピンクのミニスカ太もも最前になってしまい、そのまま気まずさに視線を上げられず。姉妹デュオという設定をいい事に、二人でその場を歩きまわって女の子達の一人一人の顔を覗き込み「ただまんあかん」と言って回ったり(でもいい曲)、でか美は「ぼくがおっぱい大きくしてあげる」で同じように一人一人の男性客を弄ったり、ひたすら酷い下ネタだらけだけど、小規模の生演奏だから許される暖かい貴重な空間。最後にアカペラと観客のハンドクラップだけで「PAINPU」を歌い、真っ暗なピッチへ向かってでか美が「売れたい!」と絶叫してイベント終了。


@Tpaipaidekami
ぱいぱいでか美'14
人生絶好調すぎる〜〜〜〜
写真は生(ライブ)で3(人で)P(ピラミッド)です。お客さん、笹口さん、私!
link



笹口騒音ハーモニカ / JKになったら(うたのおねえさん・タテジマヨーコ) MV


ぱいぱいでか美 - PAINPU