Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 ライムベリー/ななのん/ステレオ東京「アイドル甲子園 in 渋谷 CLUB QUATTRO」@渋谷CLUB QUATTRO

http://idolkoushien.com/20140912_shibuya_quattro/



金曜の夜、プラチナムとつばさレコーズとキングレコード、T-Paletteにリリスクにライムベリーその他豪華な面子で1,000円。自律神経失調が限界に近く、まともに立っていることすらできない体調なのに足を運ぶ。クアトロのあの柱で見えないステージを柱裏側からカメラで撮って、その映像をPA側から柱にプロジェクションマッピングで投影するという新手の光学迷彩で柱を「消していた」のは面白い演出だった。


FYT

http://fyt.tokyo/


8月お披露目のプラチナム新ユニット。Funky Yankee Teachers、訳の分からないキャラクター設定や、名前とは別に「教師としての名前」やらジョジョネタを突っ込んだ曲などコンセプト先行のユニットにも拘らず、プラチナムだけあってビジュアルのインパクトが凄まじく、都丸紗也華のヤンマガ表紙と水着グラビアの衝撃度から、都丸さんに「プラチナムのトマパイ」なるキャッチコピーが生まれてしまう。09/26に発表されたミスiD 2015にも選出され一気に注目度が上がる都丸さん、このライブの日も彼女だけジャケットのボタンが閉まっていなかった。これがトマパイか。もうVERSIONMUSICからのCDリリースも決まっている。何だこの動きの速さ。妙に気になった喜多裕子のステージ上の動きと、戸田杏香のキャラクター、確か並木橋ハイスクールにいた人だ。基本的にロックテイストの楽曲だったが、ジョジョネタの「世界のはじまり」だけ、ロックテイストのままシンセがびりびりいうエレクトロクラッシュみたいな曲で気を引かれた。


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Especia

体調が



ステレオ東京

https://twitter.com/ST_TOKYO_JAPAN
https://soundcloud.com/stereo-tokyo


つばさレコーズの新ユニット。この時点でお披露目後2週間。持ち曲は1つ、まだまだ「名前だけでも覚えて帰って下さい」の状況なのに、公式サイトも作らず、あるのは浅草寺雷門前で撮られたアーティスト写真一枚と、お披露目6日後の脱退者のニュース、そしてsoundcloudにアップされたインスト音源1曲だけ。ライブでもぱっと5人で現れユニット名も個人名も曲名(「mirai」)も名乗らない、全員真っ白な衣装にメンバーカラーに塗られたATH-SJ11のようなヘッドフォンを首にかけ、2008年スタイルなシンセポップな曲を披露して即終了。一切MCも無いままのその去り際に、一人が「実は今日誕生日でした!」と気を引かせてそのまま去る、そして物販は大盛況、すぐさまTwitterアカウントを探させるつばさレコーズの手法の鮮やかさ。とりあえずその誕生日だといった子が最年少中1の青木理咲だという位にはその場で調べさせるくらいの鮮やかさ。


アイドルに批評性と諧謔性をストーリーとして持たせる手法は、80年代テクノポップカルチャーからの流れでテクノポップアイドルの独壇場だったけれど、Perfumeはいつかそれを捨て、デートピア関係は言わずもがな、今はEspecia/ななのん/ステレオ東京というつばさレコーズが丸ごとそれを受け継いでいるのは不思議な話。アイドルのストーリーにある批評性と諧謔性は、トマパイには濃厚に有って今のFaint⋆Starが距離を置くもの。そういう意味では、ステレオ東京は現状まだこれだけの情報しかないのに、既にCupitronよりもテクノポップ的だった。「テクノとはサウンドではなく意識」というあれ。



上野優華

これぞ正統派な感じの歌唱アイドルという白いドレス、ヤンマガバックアップのキングレコードのオーディションでグランプリ、確かに歌は伸びやかで気持ちよく巧い、作家陣に織田哲郎、当然ヤンマガでグラビアが載るし、9月からのCX昼ドラにも出るし、そのED曲の松田聖子「大切なあなた」をカバーと、メディアネタのボリュームはこの日の出演者の中では断トツ。客層的には嵌っていなかったけれど、シンプルで真面目なキャラに最後は拍手を送っていた。


『好きになってもいいですか?』MV Short ver. /上野 優華



TAKENOKO

新生TAKENOKOを初めて観たのに体調が



からっと☆

可愛らしいのに体調が



ななのん

「踊ってみた」で話題のあの子がつんく楽曲でキングレコードからデビューするもあまり嵌っていなかった、そのなあ坊豆腐@那奈が、ピチモ/POPモデルズ前田希美とユニットを組んで小西康陽プロデュースで再デビュー。ざっくり言うとケレン味しかない小悪魔、最高すぎる。いつものアイドルメタ目線の自己言及、このタイミングでの戦争への言及、どこからどう見ても小西康陽仕事。「ななのん」の英字表記が「NNNN」なのがクールすぎる。「ベイビィ・ポータブル・ロック」という強めのカードをいきなり切ったにもかからわず、諧謔的に色っぽくふざけているだけ。つんくと小西のアイドルに対する距離感がよく分かるいいサンプル。


ステージに置かれた二脚の椅子に座って「細すぎる身体」の二人がそれぞれポーズをキメたところからの一人一人立ち上がって始まるステージ、初めから「東京は夜の七時」カバー。もうそれだけで最高、他にもピンクレディー「UFO」というセクシーとケレン味さ。最高しかないと思って観ていると、「早くあなたに会いたい」に「オレモー!」というアホなオタ返しが入ってケレン味の雰囲気がアホで上書きされ台無しに。下らな過ぎて二人ともしばらく吹き出していた。どこの現場にも同じコールを持ち込んで喜んでいるやつちょっと考えろ。そのコールはもっと大切に扱えよ。


ななのん / ななななのんのん (Full ver)

  1. 東京は夜の七時
  2. ななのんのベイビィ・ポータブル・ロック
  3. UFO
  4. ななななのんのん


ななななのんのん

ななななのんのん

Amazon



ライムベリー

もう今の彼女達のテンションなら「HEY!BROTHER」もいらないかなあ、やってもショートバージョンでいいかなあと思うけれど、この日の様なDD多め、最前張り付きの多い現場では相変わらず分かり易いレス曲でもあり、重宝されている感もある。ハードコアなトラック少な目の楽しいセットリスト。

  1. HEY!BROTHER
    • MC
  2. IDOL ILLMATIC
  3. フロム東京
    • MC
  4. IN THE HOUSE
  5. SUPERMCZTOKYO
  6. アンサーアンサー


ライムベリー - IN THE HOUSE(Live 140427)



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Faint⋆Star

美し過ぎるのに体調が



ラニ

「Plastic 2 Mercy」や「Letter」でEDM的なシンセリフを使おうとも、重たくベッタリしたあのキックの前では全部同じアレンジに聴こえてしまうが、タガが外れたように踊り狂い、喉を潰さんばかりに金切り声で叫ぶ二人、そしてミズタマリの書いた「who am I ?」はライブで育っていく曲なのだろう。

  1. too misery
  2. Plastic 2 Mercy
    • MC
  3. who am I ?
  4. Letter
    • MC
  5. Plastic 2 Mercy

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この辺りで体力の限界。