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JASRAC、CCCD廃止の流れに疑問を提示〜船村徹会長ら新役員が会見

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/10/18/5029.html

 日本音楽著作権協会JASRAC)は15日、新しい執行役員体制が決定したのを受けて記者会見を開催し、再任された吉田茂理事長らが今後の方針を説明した。ファイル交換ソフトなどによる違法コピーへの対応を強化することがあらためて示されたほか、PCでの複製やiPodなどHDDプレーヤーへの転送など、現行法で想定していない利用を想定した私的録音補償金制度の見直しも要望していくとしている。

P2Pでの違法コピーはどうしようとかまわない。どんどん取り締まってくれ。


ただ、消費者が個人利用範囲内と思って当然の、自腹で買ったCDからHDDプレーヤへの転送、データ用CD-Rへのバックアップなどからも課金しようとしている動きは、はっきり言って理解しかねる。
デジタルコピーが可能だからといって、CDを自腹で買って、個人的利用の権利を得た人が二重・三重課金をされることが正しいことなのか?
CCCDと同様に、ちゃんと自腹でCDを買った人にとっては権利の侵害に他ならない。


報酬無しの手弁当で有志が集まった小さなジャズフェスティバルに課金したり、収益なんてない福祉施設での演奏にも課金したり。
音楽を愛する人たちの、音楽を楽しむ権利は、どこにあるのだろう?
CDの売り上げが落ち込んでいるのに、収益が上がり続けているJASRACは、音楽振興をしたいのか、音楽潰しをしたいのか。




ふと思ったが、そろそろ学園祭シーズンだ。
軽音楽部がコピーなんかやったらJASRACが徴収に来るかもよ。
模擬店でBGMなんか流したらJASRACが徴収に来るかもよ。


参考:
文化審議会著作権分科会法制問題小委員会(第2回)議事録
関係団体からの著作権法改正要望について(概要)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/013/04093001/002.htm
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/013/04093001/002/004-2.pdf