Aerodynamik - 航空力学

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中田ヤスタカ楽曲大賞2008に投票するよ

http://ystkma.blog.shinobi.jp/


今回の中田ヤスタカ楽曲大賞、対象楽曲は07年の64曲から08年はさらに増えて73曲に。作曲だけならまだしも、殆どがマスタリングの直前まで個人作業なのだから信じられないような作業量だ。
聴いているこちら側で、中田ヤスタカの作業を定型化して自動作曲・編曲でもしたくなるくらいだが、これだけ出して一定のクオリティを保ち、なおかつ楽曲提供先ごとに作風を使い分ける余裕があるのが驚異的。なんて事を書くのは今更過ぎるのだが、改めて今回も驚愕した。何時まで燃え尽きずにいられるのか。


それにしても、このペースでのリリースは、KRAFTWERK砂原良徳たちの「10年に一枚出るかどうか分からない傑作を待ち続ける楽しみ」を忘れてさせてしまう。贅沢な悩みだ。



楽曲部門

楽曲   配点  
Perfume /
Love the World
love the world(通常盤) 3 キュートでキラキラしていて、シンプルで芯の強いコンパクトなテクノポップ。こういうのが欲しかった。リリースのタイミングを考えると緊張感の抜け方も実に美しい。
鈴木亜美 /
Change My Life
Supreme Show 3 アタックの強いシンセが印象的。アルバムの半分に及ぶ、ヤスタカには珍しいほどの下品でハイエナジー的なエグい鳴りが快感。インストで聴きたい。
中田ヤスタカ /
Frapbois '08-09 S/S
  2 83年頃の坂本龍一っぽい、気恥ずかしくなるような明るさと切なさ。
Meg /
Natalie <FM16 MIX>
HEART 1 FM音源っぽいエグさと柔らかく甘ったるい女性ボーカルの異質感って本当に素晴らしい。男性ボーカルではこうはいかない。
Perfume /
Plastic Smile
GAME 1 良質なテクノポップ/エレポップの再生。サビで駆け上がるベースラインが可愛らし過ぎる。


並べて見ると、自分は80年代っぽくベタにシンセが鳴る曲が好きということが分かりました。正直歌詞とかどうでもいいや。「Love Mail」とか甘すぎるから捨て曲、とか、なんて贅沢なんだろう。



ミュージックビデオ部門

楽曲   配点  
Perfume /
シークレットシークレット
GAME 3 本物のプロの仕事。圧倒的な完成度の高さ。完成されすぎていてむしろ面白くないんじゃないかとまで思わせる。
Perfume /
Love the World
love the world(通常盤) 1 楽曲とシンクロしたシンプルさ&ループ。


チョコレイト・ディスコ」「Sugarless GiRL」などのインパクトを生んだ07年と比較すると、今回のPV部門は不作に思えてしまうくらい、自分の中でインフレが激しい。