Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 eleven 2nd Anniversary party「Sound of Berghain」@西麻布eleven

http://go-to-eleven.com/schedule/detail/530/2012/2


  • 120217 eleven 2nd Anniversary party with 「Sound of Berghain」@eleven
    • Shed
    • DJ Pete(Scion Versions)
    • DJ Nobu


「オラが村にベルグハインがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!」。全然関係ないけれど、この「ヤア!ヤア!ヤア!」という凄いセンスの邦題は当時水野晴郎が付けたんだけれど、今見ても凄いインパクトだよな。2000年のリマスター上映の時は邦題を「ハード・デイズ・ナイト」に戻されちゃったけど、当時のファンはどう思っていたんだろうね。




ベルリンのクラブ「ベルグハイン」、*1 そしてクラブが運営するレーベル「Ostgut-Ton」、共に現在のドイツテクノシーンの中心となる存在だ。そして、elevenでの「Sound of Berghain」はこれで3度目。先週のSound Museum Visionでのもやもやを吹っ飛ばすべく、elevenへ。


Hard Waxスタッフ、ScionことDJ Pete。これぞベルリンテクノ、と勝手に自分が想像している理想のような、ゴリゴリのリズムと硬質な音色だけで攻めるハードミニマル。真っ暗なフロア。箱鳴りも最高。直ぐに意識はどこかへ飛んでゆき、足元の感覚も無くなって、暗闇の中で単調に繰り返されるリズムの波に浮いて流されているだけになる、この言いようのない恍惚感。二時を回ってからは、さらに壮絶なハードミニマルロングミックスで上げっぱなしジャーマン。Oscar Mulero「46 (Surgeon Mix)」も信じられないほどに脊髄に快楽を訴える。





2:30、Shedのライブに交代。叩きつけるように打ち鳴らされる暴力的に硬く重いイーブンキックと、カツカツしたハットだけの、シンプル過ぎる展開。ハードというよりも、ヘビーという言葉が相応しい。一日働いた後での金曜の夜、早くもこの辺りで体力が尽きる。





3:45、DJ Nobu。Shedで完全にグロッキーになったので、昨年リリースしたMIX CDのような、深遠な世界を期待していたら、Shedに続いてまたもやストロングスタイルセット。連続ビンタみたいな重く痛い四つ打ち、ハットもリフも無く、僅かなパッドだけで曲が構成される、最早暴力ミニマル。厳つ過ぎる。全く頭も体も付いていけず。こんなサウンドを常食としているゲルマン人民の基礎体力に恐怖する。


ラウンジで休もうにも、この日はeleven二周年イベントという事で、その手の業界人(テクニークのバイヤーとか)が大量に集まり、立錐の余地もない社交場になっており、全く休めるスペースが無い。階段で休むには余りに寒く、5時半にはもう外の冷たい空気を浴びていた。




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