- 20130621 liquidroom presents Marcel Dettmann@恵比寿Liquidroom
- Marcel Dettmann (Ostgut-Ton/MDR)
- CMT
- Gonno
西麻布elevenが閉店して、今のドイツの音、「Sound of Berghain」を聴く場所が無くなってしまったとがっかりしていたら、BerghainレジデントのDettmannがリキッドに。なんだか随分久し振りのリキッドルーム。
オープニングはGonnoから。リズムが凶器のように重厚で暴力的で、普段の色気も捨てたゴリゴリのテクノセット。2時位にCMTにバトンタッチするも、上物が派手でレイブトランス的な曲で強引に盛り上げポイントを作って行くのがどうにも合わない。
3:00にようやくDettmann。ハードミニマル復権の流れもまた変わってきているようで、Ostgut-Ton特有のダークで奥行きのある洗練された色気をかなりの時間放棄した、ひたすらシンプルで単調でマシナリーなリズム主体の粗いトラック、つまり90sテクノ/シカゴクラシック中心のプレイになっていた。クラシックセットと言っても、昔のヒット曲をかければ盛り上がるかと言えば寧ろダサくて聞くに堪えなくなっているのがテクノの宿命で、今のタイミングと耳で掘り返した時にまともに聴けて尚且つ再発見があるトラックをピックアップして構成しろと言われてもハードミニマルに対しては思い出補正がありすぎるからそんな客観的なことなどそう簡単にはできないものだよなあ、と思いながら踊った。具体的に言うとこの日のクラシックセットの中心は95年位のDjax-Up-BeatsとかTRAX、ACV辺り、あの音質の悪い盤、カツカツいうハイハット。情報の無い時代だったから、その辺りのレーベル運営はマフィアがやっているという噂を信じていた。あまりにも粗い音でハイハットはカツカツ鳴ってるし、ドライでマシナリーなハードミニマル過ぎて、ここは恵比寿じゃなくて新宿リキッドじゃねえの、という気分になった。96年位の。
ドイツの極上マシナリータイムは8:00に終了、5時間セット。ラストはInner City「Ahnongay Original Reese mix」。
Benjamin Damage - 010x
Phuture The Next Generation - Times Fade (Miss Djax Space Remix)
Umek - Bronildera
Trus'me - Somebody
Mike Huckaby - The Tresor Track
Inland - Nightfall
Head High - Burning (Keep Calm Mix)
Format - #1 Solid Session
Daft Punk - Burnin' (Ian Pooley "Cut Up" Mix)
Untold - Motion The Dance
Inner City - Ahnonghay (original Reese mix)