- 20120714 Mark Ernestus Japan Tour@西麻布eleven
Basic Channelの片割れにしてベルリンHard Waxのオーナー、Mark Ernestusのジャパンツアー。三連休の初日だというのにフロアはがらがらで驚いたが、音を聴いたらelevenの客層では無いのも頷ける。
ワールド・ミュージックとダンストラックを行き来するDJ Shhhhhのプレイが非常に危険な感じで23時台からぶっとばされる。India Lucia「Taliquete」やCesare Dell'Anna E Tarantavirus「Figghiu Mia」がelevenのフロアで鳴る様はあまりにも異様。
Harmonious Thelonious - Mokambo
Moritz von Oswald TrioやThe Orbなどにも呼ばれる日本のダブユニットMantisのライブは、観客を突き放すディープ過ぎる展開。このユニットの音の冷たさと気味の悪い枯れた感じは「SILENT HILL」シリーズを連想させる。
1:30から二時間、Mark ErnestusのDJは、超ディープなエコーどろどろルーツダブレゲエ7インチ大会。Basic ChannelでのMoritz von Oswaldとの役割分担がよく分かる。「Rhythm & Sound」レーベルはこの人が実質一人でやってるんじゃないだろうか。こういうものは家で聴いてもさっぱり面白くない。床と壁がびりびり震えるような低音の中でようやく良さが見えてくる。もっとも、そういう先入観ありきで聴いているかもしれないが。
Prince Far I - Plant Up
Horsemouth Wallace - Rastaman Dub
Mark Ernestus vs. Konono No. 1 - Masikulu Dub
あまりにダブが深すぎて、珍しくアルコールを入れ過ぎて悪酔いしてしまった。そんな状態ではGoth-Tradの過剰なダブステップなど聴けるも無く、早々に6時あたりで切り上げたら、六本木の駅は頭がつんつんしている浮かれた大学生で一杯だった。夏だなあ。