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暑い。暑い。一月遅れの日記を書こうと思い立った今この時間、もうすぐ日を跨ごうとしている、しかし室温計は35度を指している、湿度計は去年壊れたまま買い直していないけれど、この地域の湿度は80％を超えたままだ。やはり文章を書く気分にもなれない。纏められないままのメモの断片がEvernoteに積もっていく。買ってきたばかりのMarcel Dettmannのミックスを聴きながら無理矢理テキストエディタを立ち上げる。爽やかさの欠片も無い硬質なベルリン産電子音の塊。違う、寺嶋由芙の話だ。爽やかで、そして頭の切れるしたたかな彼女の話だ。
『80デニールの恋』は一対一の関係性で、ヘッドフォンとかで部屋を暗くしてしっとり聞いて欲しいです。聞く人が「俺のために歌ってる！」と幸せな錯覚を起こしてもらえると思います（笑）。一人一人に届くといいなと思って歌ってます。
オタが集まる輪の後ろに普通のカップルがいたのを見逃さないゆっふぃー、「オタクの皆さんも普通の皆さんも来て下さってありがとうございます。オタクはこうやって『ケチャ』というのをやるんですよ。とても楽しいので是非普通の方もケチャしていってくださいね！」。弄りに苦笑いしつつ喜ぶオタ。何だかんだと笑いながらケチャをやってみて、周りのオタとゆっふぃーから拍手される普通の人。恥ずかしがる彼女。楽しそうだ。いやこの人は「ゆふぃすと」で、彼女を連れてきた手前、普通の人を演じているだけだ。
いやそんなことどうでもいい。岡村ちゃんの「だいすき」だ。ずるい。気持ち悪くてねちっこくて青臭くて甘酸っぱくて、こんなおっさんが一瞬でモラトリアム大学生に引き戻される「だいすき」だ。「女の子のために今日は歌うよ」を時々「男の子のために今日は歌うよ」に差し替えて歌うんだよゆっふぃーは。おっさんしかいないのに。いやおっさんだからど真ん中なんだよ！「だいすき」でコール＆レスポンスが起きるけれどそこじゃないんだよ、「へぽたいや」だよ！ああ向日葵の衣装を着た寺嶋由芙がこの曲を歌っているこの瞬間、これがどれほどロマンティックな事か分かるか！分からなくていいよ！「だいすき」と「80デニールの恋」を聴いている時は大抵21歳大学生当時の頃のメンタリティで、当時付き合っていたあの子の事を思い出している、あの子の可愛い靴、お洒落なピアス、綺麗な爪、柔らかい髪、微かに甘く香る香水、背が日焼けした三島由紀夫の文庫本とロシア文学集、ああひどく恥ずかしいから放っておいてくれ。
岡村靖幸 - だいすき
朝日美穂 - だいすき 〜Tribute to Yasuyuki Okamura
寺嶋由芙 だいすき 20140719
#寺嶋由芙に永遠の愛情を誓えますか？ 80デニールの恋
- だいすき
- #ゆーふらいと
- カンパニュラの憂鬱
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