パキシルで若者の自殺行動増加、米が警告
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20060513-31433.html
日本でも販売されている抗うつ剤「パキシル」(一般名・塩酸パロキセチン水和物)を服用した20代を中心とする若いうつ病患者に、自殺を試みる行動が増える傾向があることが分かり、米食品医薬品局(FDA)が12日、医師に対し服用者の慎重な観察を求める警告を発表した。
FDAは子供の自殺傾向を強める恐れがあるとして04年、パキシルなど抗うつ剤全般に強い警告表示を義務付け、その後、成人患者への影響を調べていた。
製造元の英グラクソ・スミスクラインが総計約1万5000人が参加した複数の臨床試験の結果を分析、FDAに報告した。それによると、自殺を試みる行動はパキシル服用者で11人(0・3%)と、偽薬を飲んだ患者の1人(0・05%)より多く、11人中8人が18〜30歳と比較的若い年齢に集中していた。
注意。