http://d.hatena.ne.jp/todesking/20061210/1165686159
変な騒がれ方をされてる原因は、読売がつけたこのシステムを分かってないか釣りかどちらかの記事のタイトルのせい。
↓
住基ネット「個人離脱」、1人削除に最大3500万
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061209i505.htm
「一人当たり3500万」というミスリードを誘う上に、「サーバーがダウンする可能性」と来たもんだ。
これだけ外接とガチガチの整合性を追及したシステムなのに、市の情報は残して住基ネットには渡すなとおっしゃる。
個人で作った住所録じゃあるまいし、複雑に絡み合ったデータベースから一個人分のレコードを物理削除するだけではすまない(国籍離脱or死亡は論理削除で管理されているようだ)。
1:1の前提で構築されているものから、「片方にデータが無い可能性がある」になっただけで、修正にどれほどの手間がかかるか。実装よりも試験のほうに尋常じゃない稼動がかかるだろうなあ。
この辺の難しさはこちらのエントリで挙げられてます。
http://d.hatena.ne.jp/kab_studio/20061209/1165688619
中の人ではないので仕様を知らないが、正直この価格は高いとは思わない。
「情報を簡単に消せないシステムとは何事か」「何で情報を消すことを前提にしてないのか」とかいう意見が飛び交ってることにも違和感が。
ああ、イデオロギーとかプライバシー権とかを別にすれば、システム屋の感覚としては「情報を消したいならどうぞ日本国籍捨てるか死んだことにしてください」と言ってしまいたい。