Perfume「不自然なガール／ナチュラルに恋して」インタビューまとめ

初動8万枚、そしてほんの僅かながらも自己最高記録を更新。おめでとうございます。あれだけタイアップ露出があったのだからもう少しいけそうな期待はあったのだけれど。まあCDの売り上げ全体が下降する中で横這いを保てているだけでも凄いということか。

発売から1週間経ったのでとりあえずまとめ。

ウェブインタビューは「ワンルーム･ディスコ」までと比べると寂しいかぎり。「トライアングル」の時と同様に本数は随分と少なく、インタビューの内容も重複。オリコン以外は同じソースを渡しているだけなんだろう。

Perfume 『不自然なガール/ナチュラルに恋して』 ……1 - インタビュー - TOWER RECORDS ONLINE

−歌詞についてはどうですか？

の：女子支持率が高いと思いますね。PVの撮影のときも、女性のスタッフがみんな｢わかる〜｣って言ってて。特に映画のくだりとか。

−この歌詞って、リアリティがありますよね。

か：中田さんも世の中を意識しはじめたのかな。最近、日常の生活のなかで感じることを歌った歌詞が多いじゃないですか

の：イメージしやすいですよね。たとえば“エレクトロ･ワールド”なんて、なかなか理解するのが…(笑)。こういう歌詞って女の子は好きだと思うし、すごくキャッチーだし、とても気に入ってます。

「女子への共感度」、か･･･。「中田さんも世の中を意識しはじめたのかな」との言葉の通り、やはり今の時代はご多分に漏れずPerfumeにおいても「女性が共感できる歌詞が良い歌詞」、という状態なのか･･･。
まあ好き嫌い、売れる売れないは別として、自分は誰がなんと言おうと歌詞なら「シティ」「エレワ」の圧倒的な世界観を推しますけどね。

「不自然なガール」の、もっとバキバキだったというサンプルを聴いて。

か：“ナチュラルに恋して”が決まったときから、｢もう1曲はバキバキになるから｣って言ってて。そのサンプルの音を聴かせてもらったときは、＜ここまでいく? ＞って思いましたね。こういうタイプの曲をシングルに持って来れるようになってきたんだなって。

−いままでだったら、躊躇してたかもしれない?

か：＜そこまでやっちゃうのは、まだ危ないでしょ＞って思ってたかもしれないですね。シングルを出すときは、いろんなことを考えてたんですよ。“ワンルーム･ディスコ”にしても“Dream　Fighter”にしても、普通の人が聴いても耳に残る曲になっているので。でも“不自然なガール”はかなり振り切ってると思うんですよね。これを受け入れてもらえるところまで来てるんだなって。

の：もっといっちゃってもいいんじゃないかって、私は思うんですけどね。それに向けての第一歩じゃないかなって。

あ：難しいよね。capsuleになっても意味ないしね。

の：そうなんだよね。おもしろいことをやってるということがありつつ、キャッチーなところもちゃんと出していって……“愛しさとせつなさと心強さと”('94年)ってあるじゃないですか。ああいう90年代的なキャッチーさも備えてると思うんですよね。

「振り切る」事への距離感。三者三様。「もっと行ってもいい」という大本さん、懐疑的な西脇さん。

Perfume『いろいろ発信できるようになって新しいことを形に』-ORICON STYLE ミュージック

http://www.oricon.co.jp/music/interview/2010/perfume0414/index.html

コメント動画あり。

−今年は結成10周年、メジャーデビュー5周年ですけど、どんな1年にしたいですか？

あ：芸能人の人みたいな1年にしたいです！！

の：つまり、いろんな番組にたくさん出演したり、曲をどんどん出したり、みなさんの前に出る機会がたくさんある1年にしたいということです（笑）。

か：曲をたくさん出せたらいいなあ。

あ：中田さん次第（笑）？

昨年のシングル一枚とツアー中心の活動とは対極的に、リリース回数とテレビでの露出を増やしたい、ということです。

いくらアリーナクラスの全国ツアーをしていても、ゴールデンタイムのテレビ番組に出ていなければ世間では「消えた」扱いというのがなんとももやもやするところ。「スッキリ!!」でNBBのCM撮影現場を紹介した際に、テリー伊藤が「Perfume久しぶりだねえ」と言っていた。短いながらも深夜に冠番組を持ち、年末の特番や紅白にも出ていたのに、印象的には「ワンルーム・ディスコ」以来1年ぶりのメディア露出、的な扱いになってしまう。難しいところだ。今年はあと二回のシングルリリース＆歌番組プロモーション、やってくれるかな？