Aerodynamik - 航空力学

はてなダイアリーからはてなブログへ移行中

観覧記録 Tomato n’ Pine「キャプテンは君だ!」リリイベ@HMVルミネ池袋

  • 100828 Tomato n’ Pine「キャプテンは君だ!」インストア・イベント・ツアー@HMVルミネ池袋


新進気鋭の実力派クリエイターチーム「Agehasprings」の楽曲プロデュースの下で、日テレジェニック2009や、ミスマガジン2008セミファイナリストという肩書きを持った可愛い女の子二人が、昨年「Tomato n’ Pine」としてデビュー。なかなか良質なCDを一枚リリースするも、そこで一旦活動は休止、一人は脱退。残った小池唯に、ソニーミュージックオーディション2009夏ファイナリストの和田えりかと、グラビアアイドル草野日菜子の二人が加わって、Tomato n’ Pine第二期がスタート。その最初のリリースのイベントに足を運んでみた。


会場に着きステージ前に向かうと、既に集まっていた40人程のオタ達があまりに「濃厚」で、ちょっとうろたえる。酷い加齢臭と奇妙なファッション。水着のグラビアアイドル達の写真が収められたファイルなどを見せ合ったりしている。トマパイメンバーの出自もあってか、集まっているのはガールズポップスファンではなく、グラビアアイドル愛好家達と見える。これまで自分が見てきた現場とは異なる、ある種異様で殺伐とした空気すら感じる。


定刻17:00。60人近く集まった、あまりにむさ苦しく暑苦しいおっさん集団の前に、トマパイの三人が現れる。一瞬自分の目を疑うほどに可愛らしい。そして、ステージに漂っていた暑苦しい空気は、彼女達の持つ微かに凛とした風情によって、一気にその温度と湿度を下げてゆく。目の前にいる三人が放つオーラには、清涼剤のような力がある。これがグラビア系アイドルの持つ魔法なのか。驚いた。これが女の子の魔力。こんな事を思ったのは初めてだ。間近で何度も見ているPerfumeでも、こんな事は思わなかった。


そしてイベントスタート。ハウスやブルーアイドソウルをセンス良くアイドルポップスに仕立て上げた、良質の楽曲たちが、三人の拙いダンスとともに始まる。まだまだとてもダンスとは言えないような振付、トークもぐだぐだ、でもそんなものを補って余りある少女の美しさ。新譜の帯には「これが”カワイイ”の新・絶対値」という謎のコピー。可愛い女の子が良質な楽曲を歌うだけで、こんなにも音楽は面白くなる。「楽曲派」的スタンスを気取っていたつもりの自分だが、なんだか妙な領域に足を踏み入れてしまいそうだ。


オタ達はほぼ地蔵、最前数人が振りコピ。まあそんな所だろう。四曲を終えて挨拶も無しにステージを降りるトマパイ。まだまだステージングは素人レベル。その後には握手会もあったが、参加条件が三種全部購入となると流石に冷静になり、参加は見送った。


  1. キャプテンは君だ!
  2. POP SONG 2 U
  3. 渚にまつわるエトセトラ
  4. ためいき、オカリナ、ほら猫が笑う。


キャプテンは君だ!

キャプテンは君だ!

Amazon
RED SCARLET(写真集付)

RED SCARLET(写真集付)

Amazon