Aerodynamik - 航空力学

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遂に現体制となったPerfume、あ〜ちゃんがのっちをスカウトした理由とは@Perfume LOCKS! 100826

http://www.tfm.co.jp/lock/perfume/


過去10年間を1年づつ振り返る好企画、二週目は2001年。ここでも幾つかの新事実が語られた。




前回の放送で*1、プレ「Perfume」と言える「Y.A.Y」に言及したが、そのオリジナルメンバー「かわゆか(河島佑香)」が当時の「ぱふゅ〜む」から脱退した経緯には触れず。そして2001年春に大本さんが「ぱふゅ〜む」に加入。この「春」というのもいまだに曖昧なままなのだが、2001年5月の「ひろしまフラワーフェスティバル」には現体制で出演しているので、少なくともそれよりは前という事だ。

か:一番最初にやったのが、三人でやったのが「スーパージェットシューズ」だよね。

の:その、前のね「ゆか」さんと三人でやってた「スーパージェットシューズ」を、私が引き継いで、覚えて。やりましたね最初に。

ぱふゅ〜む」オリジナルメンバーによる、アクターズスクール広島の発表会での「スーパージェットシューズ」は記録映像が残されている。現体制となって最初の曲は、それを引き継いだもの、というのはこれが初出か。


そして「Trouble」の経緯も。

あ:イベントに出たり、フラワーフェスティバルにも出たりして、のっちが入って、「Trouble」っていう歌を。


の:Shampooの。


あ:あれラップですね。


か:英語の曲をね。


あ:あれなんでかな、「やれ」って言われたんね?


か:うん、そうよね確か。


あ:「P企画」っていって、「プロ企画」ってやつで、先生が推薦した人で、こういう企画をやりたいっていうものに当て嵌まる人が入ってる企画で、で「ぱふゅ〜む」として三人ともが入っていて、三人で水野先生と、その当時からずっとお世話になっている田中先生に、ボイス、ダンスとやってもらって、作った曲が「Trouble」。


の:なんかテレビにも出さしてもらったよね。あの曲で。


あ:「Club TK」だったっけ。小室哲哉さんの番組で、会いに行ったよね。でなんか「君たちもいけるよ」みたいな、そういうなんか言葉を貰って。


か:お話したよね。

一体どういう経緯で実現したのかは分からないが、まだインディーズデビューもしていない、単なる地方のスクール生、それもまだ12歳に過ぎなかった当時の三人が、スクールの同期生「しなちゃん」と共にBSフジ「Club TK」のオーディションを通過し、BSとはいえ全国放送でパフォーマンスを披露している。この時点で、既に三人は先生から推薦を受けるほど、実力を評価されていたという事だが、また、その経過を追った映像が、同じフジテレビ系列であるテレビ新広島に残されているという事実は、アクターズスクール広島、それをバックアップするテレビ新広島、そしてBSフジへ繋がるラインの存在を物語っている。




Perfume」楽曲としては「575」が初のラップ導入曲になるのだろうが、彼女達にとっての初のラップはShampoo「Trouble」だった。「オリ★スタ」2010年8月15日号での言及部分。

の:そういえばさ、Perfumeで一番最初にやった曲って、ラップだったんじゃない?


あ:そうだね。シャンプーの「トラブル」のカバーだった。


か:ああ、あれ、ラップかぁ。確かに、一番最初にやった曲だね。英語だし、歌詞の意味も分からないし、テンションだけで乗り切った事を覚えてますね(笑)。

ここでは「Trouble」を「一番最初にやった曲」と発言している。「スーパージェットシューズ」の発言と矛盾するが、これは「スーパージェットシューズ」が旧体制での楽曲であり、現体制に移行してからの最初の楽曲が「Trouble」だった、と解釈できるだろう。




それにしても、なぜ西脇さんは「ぱふゅ〜む」補充要員に大本さんを選んだのか。

か:まあね、同い年の子は他にもいたし、歌が上手い子とか、可愛い子みたいのも一杯いたもんね。120人くらいいたんだっけ?生徒数が。


あ:そうだよね、その頃はね。でもなんか、変なこだわりが多分あったんだろうなと思って。やっぱちっちゃいから、「血液型が一緒がいい」とか、「身長も絶対一緒がいい」みたいな。で、「歳も絶対一緒がいい」みたいな感じで・・・なんか、のっちだったよね。


か:うん・・・何でなんだろうね。


あ:そう、それで、確かに考えてみれば、「ゆり」ちゃんでも良かったし、「おおかさゆき」ちゃんでも良かったし。「しな」でも良かったし。


か:そうね。


の:「ゆり」ちゃんなんて適役だったと思うよ!憧れの「ゆり」ちゃん。


あ:ほうかねえ!今アミューズスタジアム(正しくは「アミューズミュージアム」)で頑張っとるけんね。そっか。でも、なるべくしてなってるし。


か:なにか惹かれるものがあったあったんじゃろね。


の:ちょっと恥ずかしいな。

大本さんを選んだ理由は、まあなんと言うか。「子供の変なこだわり」と言われ、他の人でも良かったとまで言われる始末。もっとも、「憧れのBクラス所属の彩乃っち」ではあったのだが。


「ゆり」さんと「ゆき」さんは、現在アミューズミュージアムにて「チーム織り姫」として活躍している。 「ゆり」さんはアミューズミュージアムにて「チーム織り姫」として活躍していたが、現在は退職されている。


「しな」さんは、前出の「Club TK」や、EX「Music Station」100813で「Perfumeとして一番辛かった仕事」として挙げられた、2002年11月20日広島駅前クリスマスツリー点灯式での共演などが映像に残されている。




そして、エレベーターの中でのスカウト。

あ:あれは私ちょっと緊張しながら三階に行ったんよ。そいで、のっちがおって、いつものチョコスナックパンを持っとって、あの7本入りか、2本増量で9本入ってるのかな?そのパンを持って、ほいでこう「むさっ」て食べながら・・・


の:「貪りながら」ね。(笑)


あ:エレベーターの所におって、「チーン」て着いたら、丁度おったんよ。ほいで、「おー、のっちー」「あ、乗るわ」みたいな感じで、そして下に一階に降りるあれだよ、三階から一階に降りる間で言ったんよ。


か:結構早いよ。


あ:いや、一瞬よほんまに。


か:すぐ着いちゃうよ。


あ:「あのさあ、のっち、『ぱふゅ〜む』入らん?」


の:「うんうん、入る入る!」


あ:「えっ、ほんまに?やったやったー」


の:加入。(笑)


あ:以上。もうドア開いちゃうから。


か:まさか、「明日遊ぼう」位の勢いじゃんそれ。(笑)


あ:そいで、そこで一階にお母さん車停めてて、そいでお母さんのところに行って「のっち入ってくれるってー!」って、したら「ほんまにー良かったねー」言うて。以上ですよ。

何度も語られてきたこのエピソード。相変わらずあっさりとした話である。今回の初出は「チョコスナックパン」。本数から推測するに、山崎製パン「チョコチップスナック」*2ではないだろうか。Perfumeにおけるチョコスナックパンは、YMOにおける「おにぎり」的な位置となるのだろう。




次週は遂に広島ローカルデビューの話か。中田ヤスタカ以前、プロデューサーであるパッパラー河合との関係などはいまだに語られていないので、その辺りに期待。




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