Aerodynamik - 航空力学

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児玉裕一自身にとって印象的な作品となったPerfume「シークレット シークレット」@e-Spirit Creator's Interview

http://www.c-interview.com/23.html

−最近手掛けたMVで印象に残った作品は?


児:どの作品も愛着があるので難しい質問ですが、Perfumeの『シークレット シークレット』は非常に悩みましたね。Perfumeは楽曲やアートワークや振り付け、映像などのによるイメージを、 ほぼ同じスタッフが長年かけてつくりあげてきたという歴史があって、それが素晴らしくって、かつそのスタッフを含めてファンが愛しているっていう状況に、何の接点も無かった自分が参加するという。しかも、8年前に広島から3人で上京し、なかなか芽が出ない時期を経ていよいよブレーク間近な状況ーー。
長年応援し続けたファンとしては、素直にうれしいけど、売れすぎるのもなんかちょっと不安みたいな感情もあるだろうし。しかもPINOがスポンサーとしてついていたのでMVに商品も入れていかなければならなかったのですが、あまりそういうのをよく思わない人もいるだろうし。でもクライアントも満足させたいし。


−その結果、MVとしてどう表現したのですか?


児:「架空のテレビ局」という設定で、 曲(映像)が進むにつれてセットや衣装が豪華になっていくっていう、彼女たちの歴史を現実と虚構を織り交ぜて描きました。
昔の衣装や振り付けを入れたり、ストーリーのなかに「PerfumePINOのイメージキャラクターになるという」まさにこのタイミングでの現実をストレートに盛り込んだり。状況は次々と変化して行くんだけど、でも、彼女たち自身のピュアでひたむきな芯の部分はまったく変わってないことを表現しようと心がけました。

語られている内容はこれまでのものとほぼ同じ。数ある素晴らしい仕事の中で、非常に悩んだということでこれを印象的な作品として挙げているが、それに見合った高い完成度と、そしてなによりファンの満足度の高さ。ということで、ちゃんと商品化しておいてほしいですよ。




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