Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 南波志帆/ぱいなっぷるくらぶ/The Girl and The Robots@青山 月見ル君想フ



  • 20130213 春節のかりゆし2013 魅惑のバレンタインディ POP SHOW (未来編)@青山 月見ル君想フ
    • ぱいなっぷるくらぶ
    • 南波志帆
    • The Girl and The Robots(女孩與機器人)


バレンタインデー前日、春節に合わせて行われた台湾イベントのうちの一つに足を運ぶ。


ぱいなっぷるくらぶ

Chillwave経由でのエレポップ再評価サウンド嶺川貴子っぽいポップセンスに合わせて、ガーリーでちょっとハスキーなボーカルを乗せて、という「ファンタジック・ポップ・ラップ・ユニット」。上物といいビート感といい、エアリーなボーカルといい、個人的に完璧すぎるユニットに辿りつけた感動で震えが来た。


後で調べてみたら、ボーカルは元トルネード竜巻の人で、後ろでドラァグクイーンのような強烈な衣装とメイクで踊っていた人はPerfumeの衣装制作に関わっている人だったり(東京ドームのGISHIKIと付箋紙)、まあそういうのが巡り合わせなのだろう。終演後に興奮しながら伺ったところ、今年中にはCDをリリースしたいとの事だったので、震えながらリリースを待ちます。



ぱいなっぷるくらぶ finderrr



南波志帆


@nanba44
南波志帆
南波志帆です☆2/13ライブのセットリストの中に、振りがない曲が1曲しかない!結構歌うのに!どきどきするけど、すごく楽しい。。 link
@nanba44
南波志帆
南波志帆です☆きょうのライブでは舞う南波志帆がたくさん見られます!「乙女失格。」から初披露のあの曲とあの曲の振り付け、おもしろ可愛いのです。びっくりするだろうなぁ。笑 年末の時よりも曲数も増え、パワーアップしておりますので、お楽しみに* #nanba44 link
@nanba44
南波志帆
南波志帆です☆2013年初ライブ、ありがとうございました!!!舞う南波志帆、いかがでしたか? #nanba44 link
@723takenaka
竹中夏海
話ぎゅいーんと変わりますけど、昨日は舞う南波ちゃんを観に青山の月見ル君想フに行ってきました。月見ルの大きな満月をバックに胸騒ぎの惑星で舞う南波ちゃんが神秘的以外の何物でもなかった。 link



今年最初のステージ。ここ数年毎年バレンタインデー直前に南波志帆の「今年チョコをあげようと思ってる女子手を挙げて!」的なMCを聞いているような気がするが、そういえば今年は渋谷の女性ボーカルイベント「フリージアとショコラ」に出ていないのか。


ぱすぽ☆」改め「PASSPO☆」のメンバーは二人くらいしか知らなくても、「アイドル振付師 竹中夏海」の名前は知っているというアイドルオタは多かろうという感じの竹中先生が、南波志帆の楽曲に振りを付けるという新展開。元々南波志帆はダンスの人でもあるので踊ること自体に驚くは無くても、ポップシンガーとアイドルダンスのバランスはどうなるのか、活動自体もシティポップスやロキノン文脈よりもガールポップへ向かうのか、色々と興味深い状況になった。
実際のステージを観てみると、歌詞とリンクした手振りを多用した振付は「ああそういえば70s〜80sの歌謡アイドルの人達はみんな踊りながら歌っていたなあ」というノスタルジックな気分を真っ先に想起させた。90sには「アイドル」という形容詞自体が極端に忌避されて、「アーティスト」様はヒップホップやR&Bを軸としたダンスをしながら歌っていた。その後ゼロ年代後半はその揺り戻しとしてグループアイドル全盛期となった。ソロシンガーが手振りのダンスをしながら歌う風景、そういうものををすっかり忘れてしまっていた。「歌姫」などというつまらない冠が付く前の、歌謡アイドル全盛期の芳醇なポップスの香りを、再び今の南波志帆に重ねることには色々と賛否両論あるのかもしれないが、NBBのCMで細野晴臣松本隆松田聖子天国のキッス」を宮川弾アレンジで披露した時には、ここに一つの解があるような気がした。
振付が付いた事に対しては、南波志帆の自由奔放な動きのあるステージングに制約が付くわけで、表現としてプラスに働いて面白くなった曲もあれば、手放しでは喜べない曲もあり、何というか、「いい物もある、悪い物もある」という例のあれな感じが正直なところだ。まだ始まったばかり、という事もある。


南波志帆の一番の個性はやはりその声だけれども、その声をより多くの人達に届かせるためにはどうすればいいか、彼女も事務所も今は完全に試行錯誤の状態にあるように見える。良い曲といい声、それを地道に真面目に積み上げて行こう、というこれまでの姿勢は美しく見えたのだが、それだけでは足りない、ならばあれもこれも試してみよう、となると、ファンにとっても今は自分の感受性を試される時なのだろう。

  1. それでも言えない You & I
  2. ミライクロニクル
  3. 胸騒ぎの惑星
  4. 「ありゃりゃ?」
  5. 少女、ふたたび
  6. こどなの階段
  7. MUSIC
  8. 乙女失格。



The Girl and The Robots(女孩與機器人)

台湾でかなり勢いのあるバンドらしい「女孩與機器人」。随分美人さんな女性ボーカルRiinとエレポップテイストなバンドなのだけれど、どの曲も初めて聴いたという気がしない。欧米のエレクトロクラッシュ/ニューレイヴ以降のエレクトロニックを適度に取り入れたギターポップとはまた違う、「知っている」メロディーとリズム、音色のセンス。


ライブ後にRiinに直接聞いてみると、「スーパーカーくるりPerfume!」。キーボードの蛋は「YMO. classic.」とのことで、どこからどう聴いてもNUMBER GIRLな「透明雑誌」といい、台湾の音楽シーンにおける日本の90年代/ゼロ年代オルタナの影響がこんなにも大きいものかと改めて驚かされた。


  1. 別醒來我們正在party
  2. 兩吋半舞曲
  3. MY BOY
  4. 在花園中
  5. 單人探戈
  6. 超過
  7. You Play Drums
  8. 平行宇宙
    • EN
  9. Lost In Yesterday

女孩與機器人The Girl and The Robots【平行宇宙】


女孩與機器人The Girl and The Robots【在花園中】



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