プログラミング中に、テストをやり易くするために、「debugコマンド」や、変数の値を表示するメッセージなどをモジュールの中に組み込んでおくことがある。
もちろんそれはプログラミングが終わった時点で削除しなければならないのだが、これを忘れるプログラマが結構いる。
普通に動かしたらすぐ目に見えるようなところに仕掛けてある場合は、すぐテストで気づくが、なかなかないようなパターンでしか通らないロジックなんかに仕掛けてあったりすると、プログラマ的視点ではなく、ユーザ的・業務的視点でテストしている場合には気付かないでどんどん後の工程に流れていってしまう。
もちろん後の工程に行けば行くほどよりユーザのオペレーションを意識したテストになるので、めったに動かないロジックに仕掛けた爆弾はそのまま気付かれず、とうとうユーザ先まで行ってしまうことになる。
今日客先から「変なメッセージが出る」とクレームの電話があった。
それはまさにプログラマが仕掛けたチェック用のメッセージだった。
大して実害はないからいいけど、テストでなぜ気付かなかったのか、報告書を書かなければならない。
なぜって言われてもなあ。ちゃんと試験してなかったとか書けないしなあ。
こういうアホみたいなバグで余計な作業させないでくれ・・・