Aerodynamik - 航空力学

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観劇記録 「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る」 日本 2012年公開

http://www.2011-akb48.jp/ AKBドキュメンタリー第二弾。とんでもない作品。 こんなにも、残酷で、こんなにも、美しい。なぜ彼女達は、それでもアイドルであり続けるのか。なぜアイドルファンは、これほどに露悪なものを愛し続けるのか。 AKB48に興味があろ…

観劇記録 「アップサイド・ダウン:クリエイションレコーズ・ストーリー」(UPSIDE DOWN The Creation Records Story)イギリス 2010年公開

渋谷シアターNにて鑑賞。90年代を代表するUKインディーロックレーベル「Creation Records」のドキュメンタリー。レーベル・オーナーのアラン・マッギーはもちろん、Oasis、Primal Scream、Teenage Fanclub、My Bloody Valentine、The Jesus & Mary Chain、Ri…

観劇記録 「モンスターズ/地球外生命体」(Monsters)イギリス 2010年公開 G

ある映画を一本観たのだけれど、あまり面白くなかったので、その時に見た予告編が気になったこの作品を続けて鑑賞したが、こちらは観て大正解だった。エイリアン・パニック物的なタイトルだけれども、この作品は、むしろロードムービーとドキュメンタリー、…

観劇記録 「ブラック・スワン」(Black Swan)アメリカ 2010年公開 アメリカ R15+

新宿ピカデリーにて鑑賞。随分ヒットしているようで、「Π」を撮ったダーレン・アロノフスキー監督作品をこんなに沢山の人が観ているという事にじわじわ来る。公開後すぐに見に行って、そのあまりの興奮に、自分でも驚くほどの長文の感想を書いたが、バックグ…

観劇記録 「ミスター・ノーバディ」(Mr.Nobody)フランス・ドイツ・ベルギー・カナダ 2009年公開 PG-12

立川シネマシティにて鑑賞。「トト・ザ・ヒーロー」のジャコ・バン・ドルマル監督による、一人の男性の人生を振り返るファンタジー、なのだが、その人生を変える様々な分岐点と、その分かれた先の複数の可能性の人生までをパラレルに描く、とんでもない作品…

観劇記録 「シリアスマン」(A Serious Man)アメリカ 2009年公開 PG-12

ヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞。 コーエン兄弟作品、アカデミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされ全米映画批評家協会賞も受賞という宣伝文句も付くはずのこの作品が、なぜこのタイミング、つまり、彼らの新作「トゥルー・グリット」公開を待…

観劇記録 「KG カラテガール」 日本 2011年公開

新宿バルト9にて鑑賞。公開初日で舞台挨拶付き。日本がこれから大切に育てていかなくてはならない期待の星、貴重なアクション女優、武田梨奈の主演第二弾。しかし、これが散々な出来。Vシネくらいが丁度いい。折角ガチで動ける主役、そして今回は飛松陽菜と…

観劇記録 「冷たい熱帯魚」(Cold Fish) 日本 2011年公開 R18+

テアトル新宿にて鑑賞。埼玉愛犬家殺人事件をベースにした園子温の衝撃エログロ作品、ということでちょっと観ようか否か迷っていたのだが、「悪魔を見た」を観た後なら何でも見れるという気分になり鑑賞。その結果2日連続で死体損壊映画を観ることになった。…

観劇記録 「悪魔を見た」(I Saw the Devil) 韓国 2011年公開 R18+

新宿TOKYU MILANOにて鑑賞。予告も観ず予備知識も全く無いままに観に行ったので、「猟奇殺人とレイプを繰り返す悪魔を、正義のイケメン警察官イ・ビョンホンが追い詰める!」という内容だと思っていたら、とんでもなく凄惨な残虐展開満載でびっくりした。そ…

観劇記録 「イップ・マン 葉問」(IP MAN 2)香港 2010年公開

新宿武蔵野館にて鑑賞。ブルース・リーの師父である詠春拳大師イップ・マンの香港での姿を、日本でなかなか主演作の見られないドニー・イェンが演じ、共演・武術指導にはサモ・ハン・キンポー。香港カンフー映画の伝統を受け継ぐ素晴らしい出来。ドニーの繰…

観劇記録 「ソーシャル・ネットワーク」(The Social Network)アメリカ 2010年公開 PG12

立川シネマシティにて鑑賞。圧倒的に面白い。「Facebook」、その開発者マーク・ザッカーバーグ、そして彼を取り巻く人々の物語。クレイジーな起業家というよりも、自分が面白いと思うものにしか興味が無い、生粋のエンジニア気質。挨拶すら省いて実装に没頭…

観劇記録 「ノルウェイの森」 日本 2010年公開 PG12

バルト9にて鑑賞。この作品は、原作の熱狂的なファンが、小説から映画に変換されるときの解釈の違いや零れ落ちるエピソードなどについて喧々囂々言いたくなる所まで含めての映画であって、原作を読んだことの無い人にとってはこの映画を観ること自体について…

観劇記録 「トロン:レガシー」(TRON:LEGACY)アメリカ 2010年公開

渋谷TOEIにて鑑賞。コンピューターの内部世界、シド・ミードデザインのベクターCG、ウェンディ・カルロスのムーグサウンド、あらゆる部分がSF魂を揺さぶる前作が大好きなので、今作の散々な前評判を聞いて、少し見る姿勢を変えてみた。父と子の絆の物語、ま…

観劇記録 「レバノン」(LEBANON)イスラエル=フランス=イギリス 2009年公開

渋谷シアターNにて鑑賞。昨年のヴェネツィア金獅子賞作品だが、劇場公開はシアターNだけのようだ。1982年、イスラエルのレバノン侵攻を舞台に、ショット戦車*1 に乗り込んだ四人のイスラエル戦車兵を描いた作品。この映画の最大の特徴は、最初から最後まで、…

観劇記録 「ミックマック」(MICMACS A Tire-Larigot)フランス 2009年公開

立川シネマシティにて鑑賞。 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」のオファーを蹴って作られた、ジャン=ピエール・ジュネ監督の新作。父親を地雷で失い、自らの頭にも銃弾が打ち込まれたままの男が、兵器メーカーに復讐を始める、という筋なのだが、そこはジ…

観劇記録 「ベスト・キッド」(The Karate Kid)アメリカ 2010年公開

ほとんどの劇場が吹替版での公開だが、あえて字幕版を選んで渋谷ヒューマントラストシネマにて鑑賞。 これぞ良リメイク。あのパット・モリタ演じる剛柔流空手道の使い手「ミヤギ」の得体の知れなさ加減や、アメリカでの「空手」ではない「カラテ」の描かれ方…

観劇記録 「樺太1945年夏 氷雪の門」 日本 1974公開

冷戦時代の1974年に作品は完成、全国公開されるはずだったが、ソ連からの政治的圧力により、ごく限られた公開となり、長い間封印され、靖国神社の遊就館などでしか見ることができなかったが、今年36年振りに再プリントで劇場公開となった。終戦記念日の前日…

観劇記録 「インセプション」(Inception)アメリカ/イギリス 2010年公開

吉祥寺東亜興行にて鑑賞。 現実と仮想空間を行き来きし重層的に積み上げられる世界観は、少しでも目を離すとストーリーの構造を見失う位に複雑だ。一度見ただけでは、この映画を理解した気分にはとてもなれないという意味では、難解な映画に分類されるだろう…

観劇記録 「ザ・ホード -死霊の大群-」(La Horde)フランス 2009年公開 R15+

ホラーマニアに付き添って、シアターN渋谷、最前中央にて鑑賞。 今年のエンタメ映画の中で断トツに面白い一作。フランス産ゾンビ映画ということで、どんなキワモノなのかという見方をされ、さらに、80年代のホラー映画感溢れる邦題のせいで一定の先入観を持…

観劇記録 「ローラーガールズ・ダイアリー」(Whip It)アメリカ 2009年公開 PG12

スポ根青春ものには基本的に興味が無いのでスルーしていたが、なにやら絶賛の声を聞いたので六本木シネマートへ。 退屈で保守的なテキサスの田舎町、典型的アメリカ中流家庭で、優等生でいる事を強いられる生活。そして偶然見つけたもう一つの刺激的な世界で…

観劇記録 「ザ・ウォーカー」(The Book of Eli)アメリカ 2010年公開 PG12

この作品は何かを語ると即ネタバレになるので感想を書きづらいなあ。 予告編の情報は以下の通り。核戦争後の荒廃した近未来、デンゼル・ワシントンがある一冊の本をどこかへ届けようと旅をしている。旅の途中のある街を支配するゲイリー・オールドマンもその…

観劇記録 「サバイバル・オブ・ザ・デッド」(SURVIVAL OF THE DEAD)アメリカ 2009年公開 R18+

ホラーマニアに付き添って、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて鑑賞。 ゾンビといえばこの人、George A. Romero。2005年「ランド・オブ・ザ・デッド」、2008年「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」に続く21世紀ゾンビシリーズ新作。「ダイアリー」の途中に出てきて主…

観劇記録 「ハロウィンII」(HALLOWEEN II)アメリカ 2009年公開 R18+

ホラーマニアに付き添って、シアターN渋谷、最前中央にて鑑賞。 現在8作が作られているスプラッターホラーシリーズの金字塔「ハロウィン」。オリジナルはJohn Carpenter監督の1979年作品。それを2007年にRob Zombie監督がリメイク。そして今作は、1981年版「…

観劇記録 「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」(Vengeance 復仇)香港/フランス 2009年公開

新宿武蔵野館にて鑑賞。 なんてクサ過ぎる邦題。しかし内容はそれを遥かに超える圧倒的に甘美なクサさをもって迎えてくれた。 黒社会に生きる男達の美学。殺し屋同士の信義と約束。R15の壮絶なガンアクション。混沌としてなお煌めく香港とマカオの摩天楼と雑…

観劇記録 「月曜日のユカ」 日本 1964年公開

90年代後半、渋谷系/サブカル文脈でこの辺のヌーヴェルヴァーグ的邦画のリバイバル上映を観た人も結構いるだろう。先日ラジオでPerfumeののっちがお勧めしていたので、*1 再度DVDにて鑑賞。 モダン派中平康監督の中でも最もフォトジェニックと呼ばれる今作…

観劇記録 「ジョニー・マッド・ドッグ」(Johnny Mad Dog)フランス=ベルギー=リベリア 2007年公開

渋谷シアターNにて観覧。映画秘宝方面で非常に高評価であったため足を運んだ。 明示はされていないが、舞台は90年代のリベリア第1次内戦。反政府軍として戦う15歳にも満たない少年兵達と、戦争に巻き込まれてもけなげに家族を助けて生き延びようとする一人の…

観劇記録 「TEKKEN −鉄拳−」(TEKKEN)アメリカ 2010年公開

立川シネマシティにて観覧。格闘ゲーム「鉄拳」の実写映画化作品。しかし、自分はゲームには詳しくないし、「鉄拳」をプレイしたのは10年位前に友人宅で一度やっただけ。だから、キャラや世界観については実質まっさらの状態、単にB級アクション格闘作品とし…

観劇記録 「ニンジャ・アサシン」(Ninja Assassin)アメリカ 2009年公開

新宿東急ミラノにて鑑賞。製作にジョエル・シルバーとウォシャウスキー兄弟が名前を並べる、R-18指定のアクション映画。それを聞いただけでテンションの上がる人向けの映画かと思いきや、主演の忍者が日本人ではなくてなんと韓国人が「ワールドスター」と呼…

観劇記録 「(500)日のサマー」((500) Days of Summer)アメリカ 2009年公開

渋谷シネクイントにて鑑賞。The SmithsやJoy Division、Pixiesをありがたがって聴いているナイーヴなロマンチストの文化系サブカルオタク男子が、とびきりキュートで自由奔放だけれども醒めたリアリストの女の子に「運命の恋」をし、振り回され、すれ違い、…

観劇記録 「アバター」(Avatar)アメリカ 2009年公開

シナリオに関しては実に古臭い植民地闘争で、見るべきところは何も無くて、色々都合のよすぎる設定、なんのひねりも無いキャラクター達にげんなりしたけれども、まあそんなことは見る前から分かっていた、だって俺達のキャメロンだもんな。というか、この映…