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田舎に住んでる従兄の子供が今年の春から高校生になった。
(従兄の子供ってなんて言うんだろ?「はとこ」は従兄の子供と自分の子供の関係を指すんだよなあ)
あまり会っていないので、彼が小学生の頃に戦隊モノのオモチャで遊んであげた記憶で止まっている。
あー、時が経つのも早いもんだとお約束のことを思いつつ、先日入学祝を送った。
定番は図書券だったりボールペンだったりするらしい。
しかし、彼の家は裕福だから本を買う小遣いに困ったりしていないだろうし、高級なボールペンや万年筆のありがたみを分かるのは社会人になってからのような気がする。
物をあげるにも趣味が分からず、迷った挙句「勉強の息抜きにでも使ってくれ」とミュージックギフトカードにしてみた。
http://www.musicgiftcard.com/
数日後、届いたと彼から電話が入る。
やはり物は十分というほど満ち足りているので、特段欲しいものは無かったが、音楽は好きなのでありがたい、今日早速使ったとのこと。
音楽好きと言うことで、何かしら話ができるかと思い、何を買ったか聞いてみる。
「えーと、洋楽です」
洋楽って広いな、おい。
気を使ってくれてるのは分かるけど。
「ヴァンヘイレンってやつを買いました。」
そうですか。そうですか。
微妙に今時の高校生が聴くようなもんではなさそうだが・・・。
自分が高校生の頃は、思春期特有の自我&他人は分かってくれない的感情が高ぶってたので、RadioheadやPortisheadなんかの根暗UKロックなんかで引きこもり気分に浸ったり、モヤモヤした衝動をプログレやポストパンクにぶつけたり、テクノで踊って発散させていたわけなんだが、
「Van Halen」みたいな派手な王道ロックは全く通ってこなかったので、なんと言っていいか分からない。
返答に困ってしまい、
「やっぱりロックは10代のうちに聴くべきだよ。いろいろ聴いてみてね」
などとつまらないことを言ってしまった。
高校生の頃に聞いたら人生変わってしまうんじゃないかと思うようなもの(2 Many DJ’sなんかが入り口かな)を送りつけてやろうかな。