Aerodynamik - 航空力学

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エレクトロなビコビコ音は「ディスコの正統じゃない」

http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20070202/disco

エレクトロなビコビコ音をなんでもディスコと命名してしまう傾向には苦言を呈したい。ディスコ音楽の正統は、電子音ではなく生のストリングスだ。電子音を持ち込んだのはジョルジオ・モロダーであって、正統なディスコ(フィリー)から見れば“ミュンヘン”と呼んで蔑むべし。アップルのCMで「ユーロビート」と蔑んでいるように。
ジョルジオ・モロダードナ・サマーでヒットを出した辺りで本当のディスコは終わってるね。

うわ、id:gotanda6さんが反応してくれたよ


ディスコ「正史」的には、モロダーが出てきたときはやっぱり相当なキワモノだったんでしょうか。
テクノ的にはモロダーが「髭&サングラス」という時点で十分ディスコくさいと思ってました。
だって髭ですよ!テクノに髭は無いです。髪すらない場合も多いです。禿。


自分は「Sex Machine」と聞いて、細野晴臣御大がJBとコラボしたやつ(JB来日公演の前座で披露して大ブーイング)とか、The Flying Lizardsのひねくれたカバーを、本家よりも先に思いつくくらいのディスコ音痴なのですが、まあモロダーとかイタロディスコは極端だとしても、ディスコの中で妙な存在感を放っている電子音は非常に好きです。
テクノな人が使うシンセより、生々しくてコシがあって粘りのある、それでいて変態くさい、いわば岡村靖幸のような存在。
ParliamentFlash Light」の粘り具合とかたまらんものがあります。
(あ、P-FUNKも「正史」からは外れるのかな)
あと、DJをやるときは、Ray Parker Jr.「ゴーストバスターズのテーマ」の7インチを必ず持っていきます。ウケ狙いではありますが、大音量で聴くシンセベースがファンキーすぎる!



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Perfumeの「チョコレイト・ディスコ」は、「バレンタインでテンション上がっちゃってまるで教室がダンスフロアだよ!」という曲なので、曲調はディスコじゃないんですが、ギラギラの衣装、鏡張り&レーザー(ミラーボールがあればもっと良かった)、3人横にメンバーが並ぶ絵といい、自分の想像するベタな80sディスコ。
80年代は田舎のガキだったので、風の噂に聞くマハラジャラジオシティにはなんだか分からないままに憧れたなあ・・・。
その後テクノに出会ってしまい、結局90年代に東京に来てもクラブばかり行っていたので、ヴェルファーレは結局一度も行かないうちに閉店してしまった。数年後に後悔するのかな。


http://www.youtube.com/watch?v=N5fvGxxhpks
http://www.nicovideo.jp/watch?v=utWFiMkGGK5dg