Aerodynamik - 航空力学

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サヨクの皆さんの「バナーによる啓蒙活動」について考える


護憲派「若者(ネトウヨ)をターゲットにした共産党イメージアップ戦略」
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/980053.html


ハルヒはネタなのでどうでもいいとして。


サヨク護憲派プロ市民(この表現は適切ではないですが)の方って割と「バナー」好きなイメージがあります。
このハルヒネタの方も7つバナー張ってますね。


ちょっとさがせばこういったものまで。
http://teagon.seesaa.net/article/42606047.html
この↓方のバナーもたくさん見かけます。バナー職人さんなのでしょうか。
http://soba.txt-nifty.com/tensei/2006/02/post_0edd.html
ここはポータル的なところとはいえ、50以上のバナーは壮観です。
http://www.labornetjp.org/news/2007/1180145970184staff01


「Abend」バナーはよく見かけますが、あれはCOBOLerにとってはかなり胃がキリキリする言葉です。それを踏まえているんでしょうか。




一方、保守・ウヨ側のバナーは、わりと竹島バナー位しか見かけない気がします。
あっても島根お歳暮、在日特権バナーくらいかな。
保守・ウヨ系は、どちらかというとバナーではなく、お勧め書籍(アフィリエイト)を大量に貼り付けてるのが印象的です。




アフィリエイトは割と近年定着したものですが、バナーをベタベタ貼るアピールは、「90年代のインターネット文化」を彷彿とさせます
こういうところでも、昨今言われている「左翼が今の若者に訴える力を失っている」という一端を感じてしまう、というのは考えすぎでしょうか?
GIFがパカパカしていれば確かに目を引きますが、正直今のブロゴスフィアでは、バナーで人は集まりません。
ソーシャルブックマークなどに見られるように、注目される内容のエントリを書くことこそが人を集めるのです。
多少エロい・あるいは刺激的なバナーを作ったくらいでは、注目されないでしょう。
そんなものよりも、はてブで「これはひどい」タグを辿れば、笑呆哀中韓ネタ(もはや嫌韓ではない)に事欠かないのが、人の流れの象徴的なところではないでしょうか。




さらに、保守・ウヨ側ブログのアフィリエイトの張り方の特徴的なところは、思想を主張する書籍だけでなく、自分の「趣味」の商品(ガンダムハルヒDVDや、少し前なら時かけDVDなど)も合わせて張っているところが多いことでしょうか。
このことも、保守・ウヨブログの作者が、より若者と文化・思想を共有していきやすい要因になっていると思います。


本来「庶民」の味方だったはずの左翼が、ネット上の若者に見向きもされない理由は、単に「センスのずれ」でしかないと思うのです。
例の嘘コピペにあるように、10代なら「中二病=国家の犬にはなりたくねえぜ」と、思想的には左翼に傾倒する時期だと思うのです。若者のセンスで思想をアピールできればもっと注目されるはず。海上自衛隊のCMもそれをやろうとして大コケしてましたが。


Web上の反戦ネタで一番食いつきがよかったものが「無防備マン」(大量にコラが作成されネタとして消費されていく)というのがなんとも皮肉だと思いませんか?
そもそもなぜ2chで麻生大臣が人気なのかご存知ですか?