Aerodynamik - 航空力学

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停止せよ!管制官連呼、1000m先には着陸機

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050301ic01.htm

 「直ちに停止せよ」――管制官は連呼した。新千歳空港で今年1月、管制官に無許可で離陸を開始した日本航空機が、着陸して滑走路にいた全日空機にあわや追突しそうになったトラブルは、雪による視界不良と、滑りやすい路面状況という、真冬の北海道特有の悪条件の中で起きていた。


 関係者の証言などによると、新千歳空港のトラブルは、降雪で視界がきわめて悪い夜間に発生した。1本しか使えなくなり、離着陸を相次いで行わざるを得なくなった滑走路に、乗客115人を乗せた関西空港発の全日空1717便(エアバス320型)が着陸したのは午後9時14分。  羽田へと飛び立とうとしていた乗客201人乗りの日航1036便(ボーイング777型)には、その1分後に、自衛隊の管制から滑走路への進入許可が出されたが、全日空機が滑走路からはずれ、誘導路に出るまでの間、待機が命じられた。自衛隊機と共用の新千歳空港では、管制業務は航空自衛隊が担当している。


 しかし、日航機は滑走路に進入した9時16分に離陸滑走を開始した。約10秒後、許可を得ていない離陸滑走をレーダーで確認した自衛隊管制官が2度にわたって「ストップ・イミーディエットリー(直ちに停止せよ)」と緊張した声で呼びかけた。日航機の機長は離陸開始から約15秒後に呼びかけに応じた。
 管制官は同便に対し「離陸許可は出しておりません」と注意を促したところ、同便は「大変失礼しました」と謝罪した。滑走から約40秒後には滑走路上に停止した。約1000メートル先の全日空機は減速中で、この時点では、まだ、滑走路上に残っていた。

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