物凄く83〜85年くらいの音。
ドラムセット、特にスネアが往年のテクノポップだなあ。
「テクノポップ」のアイコンとして期待される方向とは違うのだろうが、ゴリゴリのエレクトロを披露した次のタイミングで肩に力の入らない音を出してきた余裕が心地よい。
音は全然違うけどScritti Politti的な雰囲気というか。おっさんウケが良さそうだ。
PVディレクターは再び関さん。
これまた80年代的な印象。くしゃくしゃに丸めるとか懐かしすぎる。
全体としては割とシンプルにループ・増殖・拡大・分割といったテクノ的表現、というほどでもないけど、クラブVJのいかにも定番なエフェクトを想起させる。
HEY!HEY!HEY!でLTW初披露。
あの衣装を見た後だと、全編モノクロなのは少し惜しい気がする。とても印象に残る彩度なのになあ。かといって途中でカラーに切り替わるのも古臭いのか。
それにしてもダンスが凄い。
BCLではやや退屈だったが、今回は早い。細かい。そしてキメが多い。水野先生というかMIKIKO凄い。
そしてよく動く三人。キレが半端ない。
解像度が上がっていく感覚。
正直着うた聴いたときはまいったなあと思ったけど、やはりダンスが付いて初めて完成系なんだな。