Aerodynamik - 航空力学

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上海トイレ事情とか

GW中は、武術大会への参加を兼ねて上海に行ってきた。
ANAのCMでやっているような賑やかな中心部ではなく、上海のはずれの田舎にほぼ一週間。
食事は相変わらず脂っこい物ばかりしかなく、数日ですっかり体臭が安物の油の匂いに変わった。
目的の餃子は食べそびれた。


買い物をしようにも、西友を64倍駄目にした感じのデパートというよりはスーパーが幾つかあるくらいで、中国テイストな土産物も入手できず。
食料品を売る店で適当に安物の茶などを買ってごまかした。


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4年前にも上海を訪れたが、やはり一番心配していたのはトイレ事情。
こういう話が嫌いな人は読まない方が吉。







前回より田舎だし、戦々恐々。
食事も変わるしかなりお世話になるだろうと、ビオフェルミンやストッパなどを大量に持って行った。


まず、体育館のトイレは、前回の「入った瞬間まず悪臭に嘔吐」と比較すると格段に清潔だったが、ここには便器というものがなかった。
「溝」だけ。まあ仕切りがついているだけいいのだろうか。
並んだ仕切りの床を、一本の溝が通っている、それだけ。
水洗ではあるのだが、流す仕組みは一番端の仕切りにしかなく、上流であるそこで流さない限り、他の仕切り部分の溝にはどんどん他者のものが蓄積されていく(しかも溝は結構浅い)というかなり辛いもの。
もちろん自分が入った時も他者のものが既に存在していました。


有名な庭園の入り口前にあった公衆トイレは、清掃のオバチャンが常駐しているところで、これも一応清潔であったが、やはり「溝」。
仕切りはついていたが、やはり水を流せるところは一番端の上流のみ。



近くの公園で武術関連のイベントがあったのだが、物凄い人の山。
公園に一つしかない移動トイレにはたどり着くこともできず、公園に隣接した、街で一番大きなスーパーのトイレを借りようと試みる。
が、なんとスーパーのトイレ前では暴動が起こっていた。
どうもトイレが詰まりを起こしたらしく、中では掃除のオバチャン二人が「あんたが悪いのよ!」といった感じでお互いを罵り合っていて、ドアを締め切ったまま一向に掃除をしてくれる気配がない。
一方、待つ側では15人くらいの男性が「ドアを開けろ!」と絶叫、「並ぶ」という習慣のない国なので、我先にといった感じでもみくちゃになりながら、皆ドアに蹴りを入れていた。
自分も結構ビックウェーヴがすぐ近くまで来ていたので、ここでおとなしく並んでいたら自分は敗者、郷に入れば郷に従えとばかりにその中に加わってみる。
少ししてドアが開き、一斉に男達がなだれ込み、使えるボックスに我先にと飛び込む。
ここは溝ではなく和式だったが、インドネシアとかでも見る、これまた妙に浅い便器。なんだろなあ。
待ちきれない者達は、相変わらず罵り合っているオバチャンを横に、自ら詰まり改善に取り組む。
物凄い光景。
トラウマになった。



他にも幾つかあったのだが、気持ち悪くなってきたのでもう止める。




あと、書くまでもないが、「紙」がないのはデフォルト
大きなホテルでも、ロビーのトイレに紙がある事は稀。
中国人はみな手ぶらで歩いていたが、ティッシュとか持ち歩いているんだろうか。