http://www.girlpop.jp/live03.html
http://natalie.mu/music/news/115794
http://www.barks.jp/news/?id=1000103054
- 20140427 LiVE GiRLPOP Vol.3 〜flowery〜@中野サンプラザ
- 武藤彩未 (オープニングアクト)
- ベイビーレイズ
- さくら学院
- Juice=Juice
- Little Glee Monster (休憩時間)
- 東京パフォーマンスドール
- 東京女子流
- スマイレージ
このイベントの出演者発表第一弾がJuice=Juiceで、Juice=Juiceを屋外イベント会場でないそれなりの音響で聴きたいと思い先行発売チケットを買ったのだけれど、その後に面白い感じの面子の出演が発表されていった。しかし当然のようにJuice=Juiceオタによって前方一桁はがっつり埋められていて、その一桁列に混じって周りのハロオタの騒ぎ方のあまりの文化の違いに驚いたり慄いたりすることになった。
先に全体の感想を言うと、パフォーマンスには想定する適正な規模感が前提としてあって、ハロプロのユニットは中野サンプラザ規模のステージでのパフォーマンスに最適化されているというのが非常によく分かった。スマイレージ凄い。
武藤彩未
http://instagram.com/p/nS2dw7kgtP/
Amuseが世の中をひっくり返すべくあらゆるノウハウを投じ、それに応える彼女も「私がソロアイドルの時代を作って、私が(グループアイドルの時代を)終わらせます」*1 「あとに自分を超える人が出てこないくらいまで大きくなりたい。勝負師の娘ですから」*2 と勢い付く。
オープニングアクトとして登場、最初に披露した曲は「なんてったってアイドル」!なんというメタな世界。次に控えるベイビーレイズの存在も意識した選曲。そしてアルバムに入っていない新曲「Run!Run!Run!」はタオル曲。えええ!しかしDDの集まるイベントにOAとして出て、ここまで一人で盛り上げるその度胸と俗世離れしたオーラ。ライブアイドルではなくテレビの中のアイドルの様な別世界の人としてのオーラ。
武藤彩未のデビューアルバム製作陣は本間昭光/FLOW浅川岳史/篤志のAmuseラインと太田雅友/mavie/nishi-kenラインで、ロールモデルは恐らく田村ゆかり/中川翔子サウンドになるだろうなんて思っていたら、案の定アルバムはライブ披露時よりもトランス歌謡色が強くなっているようで、DNA1980の延長線上にあるとAmuseが判断したのがこの音か、こういうサウンドが本当に彼女に求められているのかと複雑な思いもあったが、テレビの中のアイドルを今の時代のライブアイドルとしてアップデートさせたときにこの「ソロアイドルとしての王道感」が選択されたのかと思うと納得もする。
ソロアイドルとしてステージに上がっている時の武藤彩未の隙の無い完璧さは「アイドルサイボーグ」という懐かしい言葉を思い出させるが、後の松浦亜弥本人の言動を思うと軽々しくこの言葉は使えないな。
- 小泉今日子/なんてったってアイドル
- Run!Run!Run!
- 彩りの夏
武藤彩未 - 宙
ベイビーレイズ
「乗り込み!乗っ取り!!」、虎マスクを着けて登場。ずっと「でんちゃん!でんちゃん!」とハロオタが叫んでいたので傳谷さん人気独り占め。「2014年中に武道館公演が達成できなければ解散」という今時悲しくなる様なコンセプトを背負わされ、故に知名度的に何がなんでも「暦の上ではディセンバー」をやらなきゃならない。少し前の声優アニソンハードロック様式美を30分間ハイテンションで歌ったけれど、「恋はパニック」はやらなかった。対バンではそういう扱いの曲なのか。これPVも含めてとてもいい曲だ。
開演前にメンバーが会場前でティッシュ配りをしていて、そのティッシュに挟まれたチラシに書かれたURLで日比谷野音の「ティッシュ先行チケット受付」をやっています、というのは斬新過ぎた。
- 暦の上ではディセンバー
- ぶっちゃけRock'n はっちゃけRoll
- ベイビーアンビシャス!
- JUMP
- ベイビーレイズ
- ベイビーレボリューション
ベイビーレイズ - 恋はパニック 【あっちこっちそっちどっち】
さくら学院
http://ameblo.jp/sakuragakuin/entry-11834980523.html 大賀咲希
http://ameblo.jp/sakuragakuin/entry-11833190090.html 山出愛子
MIKIKO先生の遺伝子。タイミング的に8人での出演は転入式前のここだけ。のんびりトーク中心で四曲。
主力の三年生が卒業したらその部活は休部というのは寂しい。普通に新入生が入部して続ければいいと思うのだけれど、まあ負荷が高すぎるのだろう。部活曲は好きな曲ばかりだけれど、一からバトンを練習するというだけで到底無理そうだ。最近の個人的ベストは科学部「デルタ」とテニス部「スコアボードにラブがある」だけれど科学部も休部かなあ。
- FLYAWAY
- School days
- オトメゴコロ。
- FRIENDS
さくら学院 - Jump Up 〜ちいさな勇気〜
さくら学院テニス部 Pastel Wind - スコアボードにラブがある
さくら学院科学部 科学究明機構 ロヂカ? - デルタ〜サイエンスガール▽サイレンスボーイ
Juice=Juice
http://ameblo.jp/juicejuice-official/entry-11835387182.html 金澤朋子
http://ameblo.jp/juicejuice-official/entry-11835373903.html 宮本佳林
http://ameblo.jp/juicejuice-official/entry-11835426756.html 高木紗友希
http://ameblo.jp/juicejuice-official/entry-11835422499.html 宮崎由加
http://ameblo.jp/juicejuice-official/entry-11835418030.html 植村あかり
さくら学院とは対照的に、ワンハーフのショートバージョンの連続で持ち歌ほぼ全曲の8曲を詰め込み。流石にハロコンでハロオタDD向けパフォーマンスを磨き続けてきただけあって短距離走的な見せ方が本当に巧い。デビュー一年のユニットとは思えない。研修生時代が長い二人、荒ぶるダンスの宮本佳林、声を張り上げる高木紗友希がパフォーマンスを引っ張るのだけれど、曲中は金澤朋子ばかり観ていて、MC中は美しいウグイス宮崎由加の声ばかりを聴いていた。ハロステなどで聴く宮崎さんの声ではなく、PAでエコーのかかった宮崎さんの声が艶めかしいこと艶めかしいこと。そしてトラックのずば抜けた下世話なファンクネス。
初めて披露するカバー曲として、音楽ガッタス「鳴り始めた恋のBELL」も披露。これだけフルサイズ。当然松井寛/東京女子流への挑発だ。そして見事にめちゃくちゃかっこよく乗りこなす。この日一番のハイライト。
- 裸の裸の裸のKISS
- 五月雨美女がさ乱れる
- ロマンスの途中
- 私が言う前に抱きしめなきゃね
- アレコレしたい!
- 鳴り始めた恋のBELL
- イジワルしないで抱きしめてよ
- 天まで登れ!
Juice=Juice イジワルしないで 抱きしめてよ
Little Glee Monster
この人達の出番はどこになるのだろうと思っていたら、休憩時間帯に登場。それはちょっと可哀相じゃないか。
「口パク禁止宣言!」を掲げ、ゴールデンボンバー 「女々しくて」、ファンキーモンキーベイビーズ「あとひとつ」、Alicia Keys「If I ain’t got you」などの楽曲をゴリゴリのR&Bディーバスタイルで歌い上げるユニットで、まあオタに受けるかというのは別として、凄まじい迫力といいビート。気持ちよく踊らせていただきました。同年代の同性に売り込むべきだと思ったら、TFM「SCHOOL OF LOCK!」のスピンアウト「スマホLOCKS!」に番組を持っていたりして、じゃあなんでこのイベントに押し込んだのかというところはよく分からない。
- ゴールデンボンバー - 女々しくて
- アカペラ
- HARMONY
Little Glee Monster - HARMONY
Little Glee Monster - HARMONY LIVE 2014年3月16日
東京パフォーマンスドール
知人には「お前が観たら絶対はまる」と言われつつもまだ観たことの無い新生TPD。全員が真っ白な「BRAND NEW STORY」衣装で往年の曲のリアレンジから始まり最後まで音を止めずノンストップで披露。一人一人ダンスしながらステージに登場していくところはかなり高まったけれど、リアレンジにしてもちょっとダンストラックとしてはあまりに古臭いし、濃厚な小室哲哉節は消えないし、まああの頃の青臭い記憶を想起させるように敢えてぎりぎり古臭いリアレンジにしているんだろう。流石にダンスは凄いなあとは思ったがそれほど琴線には触れず、その後「歌とダンスと演劇とプロジェクションマッピングを駆使した舞台演出、全部まとめて観ないと新生PTDを観たことにはならない」と知人に言われてそれはそれで納得した。
- We are TPD
- ダイヤモンドは傷つかない
- 十代に罪はない
- 東京ハッカーズ・ナイトグルーヴ
- BRAND NEW STORY
- WEEKEND PARADISE
新生 東京パフォーマンスドール 「ダイヤモンドは傷つかない」 リアレンジ (2013-06-19)
東京パフォーマンスドール 「BRAND NEW STORY」MV (short ver.)
東京女子流
http://ameblo.jp/mei-tokyogirlsstyle/entry-11835421274.html 庄司芽生
http://ameblo.jp/miyu-tokyogirlsstyle/entry-11835351081.html 山邊未夢
http://ameblo.jp/ayano-tokyogirlsstyle/entry-11836102865.html 小西彩乃
http://ameblo.jp/hitomi-tokyogirlsstyle/entry-11835401072.html 新井ひとみ
http://ameblo.jp/yuri-tokyogirlsstyle/entry-11835055772.html 中江友梨
アスタライトBコースのくせに、他のアイドル達と続けて観て初めて気が付いた、今の女子流のダンスは過剰にエロい。とてもしなやかで洗練されたエロさ。ハロプロで言うと今の℃-uteがそこを目指している感じだろうか。数年先を見据えた楽曲と振付にせよ、実際に並べてみると本当に年齢とパフォーマンスのギャップが異常。まあ「Partition Love」が無駄にエロい挑発的な曲と振付だったというだけの話だけれど。あの曲はライブでも直視できない背徳感に襲われるが、確か中江さん「恋愛三部作」と言っていたよな…。
ライブではこの曲調なのにアスタライト同様にハロオタも大人しく見入ってしまう感じで、それを盛り上がらないとかアウェイというのはまた別問題だと思うが、このハロオタ8割の会場で果敢にも「Royal Mirrorball Discotheque」コーナーを持ち込んでのパフォーマンス、その受け入れられなさには泣きそうになった。明らかにハロオタもアスタライトも付いて来れていない状況に対し、小西さんが「女子流には女子流のスタイルがあってそれを見せつけられたんじゃないかと」と発言して、もう「女子流はこれでいい、女子流はそれでいい、君たちがダンシングクイーンだ」と心の中で泣きながら唱えるしかなかった。余所はミックスやコールやキンブレや推しジャンが飛び交う鑑賞スタイルの中で、「女子流は女子流のスタイルで」と言い切れるだけのプライドとリスナーの耳自体を育てることが今の女子流には大切だ。
しかし、やっぱり他流試合では皆が一緒に振りコピやシンガロングできる位の一曲、ファンも余所のファンも一緒になって盛り上がる曲があるのが強みだし、その全体を巻き込む一体感こそがフェスの醍醐味でもあるので、「おんなじキモチ」はオリジナルでやって会場オタ全員に振りコピさせてくれればよかったかもなあ、Twitterを流れる不満を眺めているとそう思わざるを得ないという。
- 鼓動の秘密
- Liar
- Partition Love
- 十字架
- ヒマワリと星屑 (Royal Mirrorball Mix)
- 頑張って いつだって 信じてる (Royal Mirrorball Mix)
- おんなじキモチ (Royal Mirrorball Mix)
- Attack Hyper Beat POP
東京女子流 / 運命 -MV Short ver. + 30secSPOT-
スマイレージ
トリはスマイレージ、観るのは1stツアー以来か。ハロプロの外に出たらフェス荒らし筆頭ギャングスター。田村芽実と竹内朱莉の濃厚すぎる圧倒的なド迫力、演劇演歌の浪花節レベルであなたの心を鷲掴み、そしてそれに負けじと福田花音がステージを歌やダンスではなく「風格」で支配する。圧巻。勿論8割がハロオタの会場なので会場全体が盛り上がるのは当然、自分もその雰囲気に飲まれたのだと思うが。
正直な話、スマイレージは「あすはデートなのに、今すぐ声が聞きたい」「自転車チリリン」「パン屋さんのアルバイト」らの爽やかポップス路線が好きなので、「ヤッタルチャン」「裏番長」以降のアッパー路線は好きではないのだけれど、まあそういうものもこのステージを見せられたら無言で全てを受け入れるしかない。凄い。そしてこのステージからの煽りと、ハロオタが積み上げてきた激しい盛り上がりスタイル、こういうものを横で見ている東京女子流の心情をどうしても気にせざるを得ない。この会場の盛り上がりを見て、それでも「女子流は女子流のスタイルで」を貫くというのは茨の道にも思える。周りの大人達に言われたのではなく、自分達が本当にこの言葉に自信を持って発言できる時が来るといいのだけれど。
「ミステリーナイト」はあの衣装が本当に下品で大嫌いで、PVすらも観たくないと思っていたが、フロアで聴いた「ミステリーナイト」はBerryz工房 「ああ、夜が明ける」や℃-ute「愛ってもっと斬新」系のデトロイトハイテクファンクをまぶした感じが超かっこよかった。衣装に騙された。
℃-ute 『愛ってもっと斬新』
メジャー系アイドルをまとめて観るイベント自体に行ったことが無いので今回は貴重な体験だったと思うが、幾ら前から一桁目の超良番でも、固定席でみる長丁場フェスは本当に疲れた。良番でステージと近い分、寧ろ興味が持てなくても退屈な顔でいるのは演者に申し訳ないと思ってしまう。熱心なファンと興味がある人が前で鑑賞し、興味が無ければ下がってフードコートに行って休憩できる自由が如何にありがたい事か。周りのJuice=Juiceオタは興味が無ければ椅子に座ってずっとスマホでTwitterや2chを見ていたし、メジャー慣れした人達はそういうテンションで臨んでいるのだと思うが。
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