Aerodynamik - 航空力学

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観覧記録 東京女子流ミニライブ@渋谷タワレコ


先月Avexの送り出した5人組のガールズダンスボーカルユニット東京女子流。先日のNHK「MJ」アイドル特集にも出演していたので目にした人も多いのではないだろうか。*1 メンバーはみな中学生位であまりに幼く、数年前ならその時点で「ロリコン向けアイドル」と一蹴して耳にも留めなかっただろう。しかし最近になって、8tracksなどでアイドルオタ諸氏の素晴らしいミックスを耳にするうちに、ようやくアイドルの電子音でないダンスポップソングの面白みも理解できるようになってきて、東京女子流の2枚のシングルのクオリティーの高さにも驚かされ、一度見ておこうと思っていたところだった。


前夜のAutechreのライブで精根尽き果てていたため、少し寝過ごし、会場に入ったのは開演直前くらい。もうとっくに100人以上のファンがステージ前に固まっていた。
ふわふわの小花柄のワンピースに身を包んでステージに現れた5人の女の子は、普段Tumblrダッシュボードに流れてくる画像以上に幼い。とても可愛いのだが、小さいし幼いし、妙な背徳感めいたものも感じたりもしたが、しかし、歌もダンスもさすがにしっかりと鍛えられているのには感心した。動きにはさすが中学生の女の子だけあって切れがある。歌はAvexであるにもかかわらず所謂歌い上げ系ではなく、まだ個性や世界観を持つほどでもないが、なかなか上手い。最初のカバー曲ではやや歌に不安定なところがあったが、すぐに取り戻した。


今のところ持ち曲は3曲。なのでやや音が古臭いSweetSのカバーを2曲披露。オタは途中でメンバー名をコールしたり、サイリウムを焚いたり、PPPHがあったりと、普通のアイドル現場的な感じではあったが、ミックスは無かった。
カバー曲を披露した後、名前だけの自己紹介。そして1st、2ndシングルの2曲。非常にウェルメイドなアイドルダンスポップだ。ライブでは聴けないのだろうが、1stシングル「キラリ☆」に収録されているディスコティックなヴァージョン「キラリ☆ (Royal Mirrorball Mix)」の名曲ぶりは筆舌に尽くしがたい。


最後はポンポンを手に、少しこれまでのリリースされている曲とは毛色の違う古臭いベタベタなアイドルソング。安っぽいギターソロでオタのコールが入る。これは意図的にオタの合いの手を入れやすく作ってあるように思える。ちょっとこの路線では聴こうとは思えないな。


やはりこの現場でも、ステージ前を固めるオタは地蔵のように固まって踊らず、その周辺を取り囲むオタ達はダンスポップに身を躍らせていた。このオタのドーナツ地蔵現象はどの現場でも共通なのか。これが何より残念だ。オタの人種的には、アイドル戦歴の長そうな気合の入ったおっさんが多かった。ハロプロDDが多いのだろう。後ろには吉田豪掟ポルシェも来ていた。
デビュー間もないというのに、握手会は一メンバーあたり2秒で流される高速なもので、一言発するので精一杯、それでもがっつくオタを横目にさらっと流されておいた。



  1. LolitA☆Strawberry in SummerSweetSカバー)
  2. Love Like Candy FlossSweetSカバー)
  3. キラリ☆
  4. おんなじキモチ
  5. 頑張って いつだって 信じてる





キラリ☆(ジャケットB)

キラリ☆(ジャケットB)

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*1:ちなみにあの特集は完全に「ももいろクローバー」一人勝ちで一気に注目を集めていた感があった。売り上げだけでも既にS/mileageや°C-uteももクロに追い抜かされているところに、あのパフォーマンスの勢いを見て、ハロプロオタが戦々恐々としている様子が印象深かった。