Perfume、新編集ベスト盤「Perfume Selection」をリリース!(ただし韓国オンライン配信のみ)
http://www.amusekorea.co.kr/bbs/board.php?bo_table=amuse04_notice&wr_id=107
http://www.mnet.com/album/231983 (Mnet配信ページ)
以下exciteの機械翻訳。
9月28日音源発売でいよいよ韓国ファン(パン)と会う!
日本最高のテクノポップ グループ‘Perfume’が9月28日デジタル シングル[Perfume Selection]を国内で最初に発売する。
国内で初めて発表するデジタル シングルの便りにすでに多くのファンたちの問い合わせが絶えることなく続いて、10月に参加する2011アジア ソング フェスティバルに対する期待感までより増して関心が集中している。
アミューズコリア ホン・ヒョンジョン代表は"韓国に多くのファン(パン)を保有した‘Perfume’が韓国で正式に音源を発売することが韓日文化交流に大きい意味があると考える。最高のテクノポップであるだけに水準高い音楽を期待してくれ"と期待感を表明した。
Pixar/ディズニー映画「Cars 2」挿入歌に「ポリリズム」が起用され、この夏、全世界へその音が届けられたPerfumeだが、Perfume陣営の腰はあまりに重すぎた。この絶好の機会に、何をしたというのだ。サウンドトラック盤に「ポリリズム」を提供した以外、何があったというのだ。
海外のiTMSやAmazon MP3で配信されたサウンドトラック盤に収録された「ポリリズム」は、単曲では購入できない(アルバム全曲セット購入でなければ買えない)設定が付与され、そして国内iTMSではあろうことか、サントラ盤から「ポリリズム」が外されて発売された。CMまで出演して宣伝部長を担当したにも関わらずだ。そして、そのサントラ盤以外、一切のPerfume楽曲配信は行われなかった。「ポリリズム」一曲を聴いてもらって、そこで終わりだ。ごくありきたりに考えても、このタイミングでリスクの非常に小さい「配信限定」という形で、せめて既存曲から海外向けベスト盤でもiTMSに置くのが当然の動きだと思うのだが、それすら出来なかった。流通リスクの無い配信ですらこれだ。「ポリリズム」を聴いてPerfumeに興味を持ってくれた海外の人達が、その他の曲を聴く為に「日本盤CD」を手に取ることの難しさなど、容易に想像できるだろう。
もちろん、ハリウッドに呼ばれても、そこでライブをすることも出来なかった。(同タイミングで現地でのPerfumeのライブ情報が流れてファンが騒いだものの、同名のハードコアバンドだったというオチが付いた。) 世界最大の日本文化イベント「JAPAN EXPO」での出演も、調整がつかなかった。その間に、「ぱすぽ☆」がその枠でフランスデビューし、「ももいろクローバーZ」は、Perfumeファンにもお馴染みの文化庁メディア芸術祭の日本代表として、ドイツデビューを果たした。樫野さんが「ドイツでライブをやりたい」と言っている間に。
そして、今になってようやく海外向けのベスト盤の配信が決まったという報があったのだが、それも韓国限定で、たった4曲だという。タイミング的にも、「Cars 2」で動いたのではなく、来月の「2011 Asia Song Festival」に間に合わせた形だ。韓国の子会社「Amuse Korea」は、メディアビジュアル事業ではよくその名を目にする。第一次韓流ブームに乗っかって韓国映画を大量に買い付けては「猟奇的な彼女」以外のヒットを出せずに大苦戦し、同じく関連会社シネカノンも昨年事実上倒産したということもあり、あまりいい印象は無いが、そんな事は関係ない。とりあえず、韓国限定とはいえ、海外のファンが合法的に手軽にPerfumeの楽曲を購入する下地が、たとえほんの少しでもできた、という事に関しては評価したい。いや、評価したいけれども。
音楽に国境はないし、オンライン配信もそれをリスクをかけずに実現する有効な手段でありながら、既存の著作権ビジネスの縛りの中で、この機会に世界へ向けて何一つ行動を起こせなかったAmuseとPerfume陣営。英語版公式サイトまで作っておきながら、この夏の騒ぎようは一体何だったのだと、虚しい気分にもなる。
- 「Perfume Selection」
- レーザービーム
- ねぇ
- ポリリズム
- チョコレイト・ディスコ
※関連
それでもPerfumeの楽曲はiTMSでは手に入らない
http://d.hatena.ne.jp/aerodynamik/20110727/p1